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ネグロポンテ米国務副長官、3 月に日中韓訪問

米国務省は 21 日、ネグロポンテ新国務副長官が 3 月 1 - 6 日に日本、中国、韓国を歴訪すると発表した。 北朝鮮の核問題やイラク、アフガニスタン情勢などを協議する。 ネグロポンテ氏は 13 日に就任した。 早期の訪問で北東アジア重視の姿勢を示す狙いがありそうだ。 米国は中国との間で国務副長官級の高官協議を開いており、ネグロポンテ氏は訪中時、協議の再開についても話し合う。

- 朝日新聞 2 月 21 日 -


核開発 : ペリー氏「履行なき合意文はただの紙切れ」

ウィリアム・ペリー元米国防長官は 21 日、ハンナラ党の大統領選候補者らと立て続けに会談した。 ペリー元長官は李明博(イ・ミョンバク)前ソウル市長と会談した席で、北朝鮮の核問題をめぐる 6 カ国協議の北京合意について、「北朝鮮が核開発プログラムを放棄するよう説得するだけでなく、既に開発した核兵器も廃棄するよう説得する必要がある。 いかなる合意も検証が伴わねばならず、合意が履行される前の合意文は紙切れに過ぎない。」と語った、と李明博前市長側は伝えた。

続けてペリー元長官は朴槿恵(パク・クンヘ)前代表との晩餐会に出席し、朴槿恵前代表の「今回の合意の有効性は、韓米、韓日、6 カ国の協調をどれだけ固められるかにかかっている」との指摘に対し、「全面的に同意する。 困難な課題はいまだ未解決の段階にある。 韓国政府は既に問題がすべて解決したと叫びたくとも、その欲求を退けなければならない。」と答えたという。

また、ペリー元長官は「北京合意は、国連制裁をはじめとした関係各国の協調と確固たる態度を北朝鮮に伝えたことにより合意を導き出した。 その過程では、韓国政府がうかつに勝利を叫び、対北朝鮮プランが壊れるのではないかと懸念したこともあった。」と語った、と朴槿恵前代表側は伝えた。

また、孫鶴圭(ソン・ハクキュ)前京畿道知事との会談で、ペリー元長官は韓米関係について、「最近、韓米関係が若干変化しているが、これは短期的な見解と利害関係の相違によるものだ。 韓米両国で近いうちに大統領選が実施されるが、新たな展開を期待したい。」と次期政権での関係改善に期待感を示した。 - - - - - 姜訓(カン・フン)記者

- 朝鮮日報 2 月 22 日 -


ヒル氏「計画進展には議論の余地」 北朝鮮高濃縮ウラン

北朝鮮核問題をめぐる 6 者協議の米首席代表、ヒル国務次官補は 22 日、北朝鮮の高濃縮ウランによる核開発計画について「北朝鮮が入手したものよりもっと多くの機器が必要だ」などとして、どの程度計画が進んでいたのかには議論の余地があることを示唆した。 ワシントンでの講演で語った。 ヒル氏は「北朝鮮がウラン濃縮に使われる機器を購入したとの情報がある」と指摘。 具体例として、パキスタン型の遠心分離器に使われるアルミ管を第三国で調達した痕跡がある、と述べた。

その一方で、ウラン濃縮には一定の生産技術が必要だが、北朝鮮がこうした技術を持っているのかどうかもはっきりしない、とも述べた。 北朝鮮は濃縮ウラン計画の存在を否定しており、ヒル氏は「アルミ管がウラン濃縮に使われていないのなら、どこに行ったのかを話し合う」として、作業部会を通じて説明を求めていく考えを示した。

また、日本人拉致問題については、「すぐに解決するとは期待していないが、日朝が問題に取り組める仕組みは必要だ」と指摘。 さらに、「日本が拉致問題の決着を必要とし、日本にその権利があると北朝鮮が理解したときには、日本が朝鮮半島非核化の文脈で報いることを望む」と述べた。 北朝鮮が拉致問題解決に向けて何らかの措置を取れば、完全解決を待たずに経済支援に参加するよう暗に日本に求めた。

- 朝日新聞 2 月 23 日 -


北朝鮮の核放棄は 3 方向から検証、と米大統領次席補佐官

来日中のクラウチ米大統領次席補佐官(国家安全保障担当)は 27 日、核計画の放棄に向けて北朝鮮が今後進める措置の「検証方法」について、(1) 国際原子力機関 (IAEA) 査察官の現場復帰、(2) 北朝鮮による説明、(3) 米国などが持つ独自の検証手段 - - の 3 方向から進めると述べ、非核化に向けた検証に自信を示した。

都内の米国大使館で朝日新聞など主要メディアと会見したクラウチ氏は、前回の 6 者協議で北朝鮮が合意した、核施設の稼働停止や IAEA 査察官復帰などを含む「初期段階の措置」について、「今後 60 日以内の実施状況が、初期のテストになる」と指摘。

「(実施状況に関する)北朝鮮側の説明と、米国が得ている情報を比較することで検証の一部となる」と述べた。 米政権内部からも情報の確度に議論が出ている高濃縮ウラン計画については、「我々は存在していると信じていた。 (北朝鮮から)説明を受ける必要がある。」と述べるにとどまった。

またテロ支援国家の指定解除を含む米朝関係の正常化には「非核化だけでなく、国家テロや人権問題も考慮される」と述べ、拉致問題の対応などを、日米間で「政策協調」する考えを示した。 「米議会の承認や法的手続きに時間がかかる」とも述べた。

- 朝日新聞 2 月 27 日 -


北朝鮮、寧辺核施設の停止準備スタートか

13 日の国際原子力機関 (IAEA) エルバラダイ事務局長の訪朝に合わせてか、北朝鮮・寧辺にある核施設で停止準備開始と受け取れる兆候が見られることが分かった。

ロイター通信は同日、米官僚の話として「北朝鮮は核施設の閉鎖(シャットダウン)を準備しているように見える」と報じた。 ソウルの外交消息筋も「寧辺の核施設から出る水蒸気量の変化が観測されたようだ」と述べている。 他の消息筋は「北朝鮮は、訪朝したエルバラダイ事務局長一行との協議に合わせ、核施設停止を準備している可能性がある」と分析している。

2 月 13 日に合意した 6 カ国協議共同文書では、北朝鮮は来月 13 日までに IAEA の監視の下、核施設を閉鎖することになっている。 韓国政府当局者は「まだはっきりはしないが、共同文書に書かれた事項を履行するための肯定的な兆候」と評価する。

一方、エルバラダイ事務局長の訪朝には、1990 年代の第 1 次核危機当時から北朝鮮の核問題を担当してきたハイノネン事務次長が同行していることが確認された。 ハイノネン事務次長は 92 年から数回訪朝、最先端装備を使い、プルトニウム 90 グラムを抽出したと申告した北朝鮮が、実は少なくとも 1 キロ以上のプルトニウムを抽出していたことを指摘した。

エルバラダイ事務局長は 15 日北京に戻り、クリストファー・ヒル米国務次官補と会談、北朝鮮の核施設の監視方法について協議するとのことだ。 - - - - - 李河遠(イ・ハウォン)記者

- 朝鮮日報 3 月 14 日 -

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北朝鮮核施設、稼働停止の兆候なし 韓国外相

韓国の宋旻淳外交通商相は 14 日午前の記者会見で、北朝鮮が 6 カ国協議合意に定められた寧辺の核施設の稼働停止・封印に着手した可能性があるとの報道について、「現時点で寧辺の核施設に変動があるという兆候はない」と述べ、否定的な見方を示した。 (時事)

- 同 上 -

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