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6 者協議の進展狙うと韓国統一相 南北閣僚級会談を前に

南北閣僚級会談の韓国首席代表を務める李在禎(イ・ジェジョン)統一相らは 27 日、平壌に到着した。 同夜、北朝鮮の朴奉珠(パク・ポンジュ)首相主催の夕食会に出席した後、28 日から実質協議を始める。 会談再開は約 7 カ月ぶり。 3 月 2 日まで権浩雄(クォン・ホウン)内閣責任参事ら北側代表団と協議する予定だ。

李統一相は 27 日、出発前にソウルで記者団に「6 者協議と歩みを共にしながら、開かれることに重要な意味がある」と強調。 南北対話と 6 者協議の目標を「半島の非核化と平和定着」とした。 そのうえで、今回の会談について「2 月 13 日の 6 者協議合意事項が迅速に履行できるよう、南北間の協力を進めることが大きな課題」と説明。 南北離散家族再会事業の復活や人道的な食糧支援などを例に挙げて、北側と議論する考えを示した。

- 朝日新聞 2 月 27 日 -


南北閣僚級会談 : 韓国の要求無視 北、またハンナラ党非難

南北閣僚級会談に出席している韓国側代表団は先月 28 日、北朝鮮側に対し「韓国の大統領選への介入はやめてほしい」と求めたが、北朝鮮は 1 日、再び野党ハンナラ党を口汚く非難した。

朝鮮労働党機関紙・労働新聞はこの日、「今年末、南朝鮮(韓国)で大統領選挙がある。 ハンナラ党をはじめとした極右・保守勢力は決死的な権力奪取の策動に打って出ている。」と報じた。 そして「大統領選で進歩勢力が勝利すれば、南朝鮮社会の自主化と民主化が進展し、南北の和解が進むことになるが、保守勢力が権力の座に就けば、南北関係が対立の時代に逆戻りすることになる」と主張した。

その上で同紙は「親米・好戦・保守勢力を葬り去らなければ、南朝鮮人民は夜も安心して眠れなくなるだろう。 ハンナラ党をはじめとした親米・保守勢力の悪あがきを阻止できなければ、人民らが血で勝ち取った全てのものを失いかねない。」と訴えた。 韓国側の李在禎(イ・ジェジョン)首席代表は先月28日、南北閣僚級会談の全体会での基調発言で、「韓国の大統領選に介入したり、特定の政党や候補者に対する非難をするのはやめてほしい」と求めていた。 - - - - - キム・ミンチョル記者

- 朝鮮日報 3 月 2 日 -


北朝鮮支援再開へ 韓国、まず肥料から 南北閣僚級会談

平壌で開かれていた南北閣僚級会談は 2 日、北朝鮮の核問題をめぐる 6 者協議の合意事項を円滑に履行するため南北が努力することで一致、合意事項を盛り込んだ共同報道文を発表し、協議を終えた。 焦点だったコメ・肥料の支援再開は報道文で触れていないが、韓国首席代表の李在禎(イ・ジェジョン)統一相は記者会見で、春に種まきが始まることなどを考慮し肥料支援を先行実施する考えを示唆。 ミサイル発射や核実験を理由に凍結してきた人道支援再開に一歩踏み出した。

李統一相は帰国後の記者会見で、肥料 30 万トン、食糧(コメ) 40 0万トンの支援を北朝鮮が求めていることを明らかにした。 食糧については 4 月 18 日から 4 日間、平壌で開くことで合意した南北経済協力推進委員会で協議する見通しだ。 ただ、支援再開が報道文で明記されなかったのは、先月の 6 者協議で合意した初期段階措置の履行期限とされる 4 月中旬以降、北朝鮮の核施設の稼働停止などの進み具合を見て支援再開を決めたい韓国政府の主張が通った格好だ。

このほか会談では、昨年 5 月に中止された南北連結鉄道の試験運転を、条件が整えば今年上半期に実施することで合意。 制裁措置に反発して北朝鮮が拒否していた離散家族の再会事業は、3 月末にテレビ画像による再会を実施、5 月上旬には実際の再会を実現することでも一致した。 次回の閣僚級会談は 5 月 29 日から 6 月 1 日までソウルで開催する。

- 朝日新聞 3 月 3 日 -


北朝鮮の赤十字、肥料支援を要請 韓国側に

北朝鮮の赤十字会が 7 日、肥料 30 万トンの提供を韓国の赤十字社に要請してきた、と韓国統一省が発表した。 北朝鮮側の正式要請を受け、韓国政府はミサイル発射や核実験を理由に凍結してきた人道支援を近く再開する見込みだ。

肥料支援は、2 日まで平壌で開かれた南北閣僚級会談の合意内容には明文化されなかったが、李在禎(イ・ジェジョン)・統一相は会談直後、「北が必要な量と時期を知らせ、(韓国から)送ることになっている」と述べていた。 韓国政府は支援再開に向けた国内手続きを急ぐ。

- 朝日新聞 3 月 7 日 -


韓国元首相が訪朝 南北首脳会談実現へ特使か

韓国の李海チャン(イ・ヘチャン、「チャン」は「王」へんに「先」を二つ並べその下に「貝」)・元首相が 7 日、中国・瀋陽経由で空路平壌入りした。 李氏は盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の「側近中の側近」で、支持率低迷にあえぐ大統領が構想を温めているとされる南北首脳会談の「特使」の命を帯びているとの観測が絶えない。 野党ハンナラ党などは、年末の大統領選に向けた北朝鮮の政治利用だとして強く反発している。

李氏は同日、瀋陽に向かう前、南北首脳会談について記者団に「6 者協議の初期段階措置がなされた後で論議すべきだ」と、特使説を否定した。 しかし、李氏は前回大統領選で盧武鉉選対の幹部を務めたほか、00 年に初めて南北首脳会談が実現した際、金大中(キム・デジュン)・前大統領とともに訪朝した経歴がある。 6 日には、金・前大統領宅を訪問。 約 1 時間にわたって助言を受けたとされ、憶測はいっそう広がっている。

李氏は 10 日まで北朝鮮に滞在し、北朝鮮ナンバー 2 の金永南(キム・ヨンナム)・最高人民会議常任委員長らと会談する予定。

- 同 上 -

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韓国元首相が北朝鮮訪問「平和システム深く意見交換」

韓国の李海●(●は王へんに「賛」の「夫」部分が「先」 = イ・ヘチャン)元首相が 10 日、北朝鮮訪問を終えて経由地の北京に到着した。 李氏は北京空港で記者団に対し、平壌で金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長と会談したことを明らかにした。 「北東アジアの平和システム構築について深く意見交換した」としたうえで、北朝鮮は北東アジア情勢の安定について「真剣かつ楽観的だと感じた」と述べた。

李氏は、金氏と「6 者協議で合意した措置の履行について意見交換した」という。 支持率低迷にあえぐ盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が構想を温めているとされる南北首脳会談の「特使」の命があった、との観測については「今回の訪朝の目的ではない」と述べ、否定した。

- 朝日新聞 3 月 10 日 -

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