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マレーシア機捜索、ふりだしに? 「音波は無関係」見解

行方不明になっているマレーシア航空 MH370 便をめぐり、米海軍当局者は 28 日、捜索場所特定の根拠とされた海底からの音波が、飛行記録を収めたブラックボックスとは無関係との見方を示した。 米 CNN が報じた。 事実ならば、残骸も見つかっていない MH370 便の捜索は、ふりだしに戻ることになる。

3 月 8 日未明に乗員・乗客 239 人を乗せてクアラルンプールを離陸後、消息を絶った MH370 便をめぐっては、4 月上旬に豪海軍艦船がパース北西 1,700 キロ周辺のインド洋上で 4 回音波を探知したと発表。 アボット豪首相が「ブラックボックスから発せられたものだとの強い確信がある」と述べ、同海域での不明機捜索の根拠とされてきた。

これに対し、米海軍の海洋工学部門幹部は、検出された音波の発信源について、飛行速度や高度などが記録されたフライトレコーダーでも、操縦室内の音声が記録されたボイスレコーダーでもなく、船か別の電気製品からでた音波だと考えるのが妥当だと指摘。 捜索に携わる当局者は、同様の見方をしているという。 捜索は約 850 平方キロに及ぶ南インド洋の海域で続けられてきたが、手がかりは得られていない。(ワシントン = 奥寺淳)

- 朝日新聞 5 月 29 日 -


インド洋南部のさらに南方を新たに捜索、マレーシア機不明

マレーシア航空 370 便が消息を絶っている問題で、オーストラリアのトラス副首相は 27 日、インド洋南部の捜索範囲をさらに南方の海域に移し、機体残骸などの発見に努めるとの方針を明らかにした。 新たな捜索海域の選択については、専門家が参考材料となるあらゆるデータを分析して決めたとしている。

副首相はまた、同便はインド洋南部の上空へ進入した際、自動操縦だった可能性が極めて大きいと述べた。 この飛行方式への切り替えと、消息不明となる事態との因果関係についてはわかっていない。 機体の捜索では、オーストラリアの運輸安全局などが主導している。

乗客乗員 239 人が搭乗した同機は今年 3 月 8 日、マレーシアのクアラルンプールから北京へ飛行中、東南アジア上空で突じょ交信を絶っていた。 海中や上空からの視認などの機体捜索活動はインド洋南部を中心に実施されてきたが、残骸などは一切見つかっていない。 これまで捜索した海域は約 6 万平方キロの範囲にわたっている。

- CNN 6 月 26 日 -


乗員、酸欠で無反応状態だった可能性 マレーシア機不明

今年 3 月に行方を絶ったマレーシア航空の旅客機は、乗員が酸欠を原因とする「無反応」状態に陥り、自動操縦でインド洋上空を飛行し続けた末に、燃料を使い果たして墜落したとの見方が強まった。 オーストラリアの航空当局が 26 日に発表した。

マレーシア航空 370 便は 3 月 8 日、乗員乗客 239 人を乗せたまま消息が途絶えた。 オーストラリア当局は 26 日、インド洋で行っている捜索海域の変更を発表。 同機は自動操縦でインド洋上空を飛行し続け、燃料を使い果たして墜落した可能性が極めて濃厚になったと述べた。 衛星との定期的な交信のデータを調べた結果、同機が直進飛行を続けていたことが分かり、この推論に行き着いたという。

さらに当局は報告書の中で、同機の乗員は低酸素症に起因する無反応状態に陥っていた可能性があると推定。 「現時点で入手できる証拠と照らし合わせると、そう考えるのが最も妥当」とした。 過去の航空機事故でも、乗員が低酸素症で反応できない状態に陥った事例があるという。 ただ、自動操縦に切り替わった正確な時刻は分からないとしている。

同機はマレーシアのクアラルンプールを発ち、北京に向かう予定だった。 進路を変更した理由は今でも分かっていない。 この点についてオーストラリア当局は、調査はマレーシア当局が行っているとしてコメントを避けた。

- CNN 2014 年 6 月 27 日 -


消息不明マレーシア機の一部? インド洋の島、謎の残骸発見

【サンタンドレ(レユニオン島)】 インド洋に浮かぶフランス海外県レユニオン島の海岸で 29 日、正体不明の残骸が打ち上げられているのが見つかった。 2014 年 3 月に南シナ海で消息を絶った後、インド洋南部で墜落した可能性が強まっているマレーシア航空機の一部ではないかとの見方が出ており、仏航空当局が調査を始めた。 飛行機の翼の一部のようにも見える大きさ約 2 メートルの残骸は、海岸を清掃中の住民が発見した。 目撃者は「貝殻に覆われていたので、水の中に長い時間漬かっていたようだ」と話している。 仏航空専門家は「不明機の翼と見つかった残骸には、驚くほど類似点がある」と指摘した。

- AFP - 時事 2015 年 7 月 30 日 -


モザンビークに航空機の残骸、2 年前の不明マレーシア機か

アフリカ東部モザンビークの海岸に、ボーイング 777 型機の機体の一部とみられる残骸が漂着しているのが見つかった。 2014 年 3 月に消息を絶ったマレーシア航空の旅客機 MH370 便の残骸の可能性もあるとみて、当局が調べている。米当局者が 2 日に明らかにした。 残骸を発見したのは米国人観光客のブレイン・ギブソンさん。 船をチャーターしてモザンビークの沿岸を航行していたところ、航空機の残骸が砂州に打ち上げられているのが見つかった。

ギブソンさんは MH370 便の捜索にかかわっていて、同機の搭乗者の家族にも会ったことがある。 残骸はギブソンさんからモザンビークの航空当局に引き渡され、詳しく調べるためマレーシアに送られた。 米当局者によると、見つかったのは 89 センチ x 56 センチほどの残骸で、航空機の尾翼に取り付けられている水平安定板の断片とみられる。

MH370 便は 2014 年 3 月 8 日、乗員乗客 239 人を乗せてマレーシアから中国に向かう途中で消息を絶った。 同機に何が起きたのかは依然として分かっていない。 昨年 7 月にはインド洋西部のフランス領レユニオン島に残骸が漂着し、フランスの捜査当局は MH370 便の部品だったと断定した。 今回見つかった残骸についてはマレーシア航空や同国の運輸省が 2 日、MH370 便のものかどうかはまだ断定できないとして、慎重な見方を示している。 モザンビークはレユニオン島の約 2,100 キロ西部にあり、間はマダガスカル島に隔てられている。

- CNN 2016 年 3 月 3 日 -


不明マレーシア機の海底捜索中止へ 年内には全範囲完了

2014 年 3 月に消息を絶ったマレーシア航空 MH370 便(乗客乗員 239 9人)について、同国とオーストラリア、中国の 3 カ国は 22 日、インド洋南部で続く海底捜索の範囲で見つからなかった場合、捜索を中止する方針を決めた。 現在の捜索範囲約 12 万平方キロのうち、すでに 9 割以上の捜索を終え、年内には全範囲の捜索を完了する予定。

クアラルンプール近郊で 22 日に開かれた 3 カ国の担当閣僚会合後の共同会見で、マレーシアのリオウ運輸相が発表した。 リオウ氏は「捜索は中止であって終了ではない」とし、「機体の発見につながる新たな証拠が見つかれば、次のステップに向けての検討がなされるだろう」と述べた。 これまでに、インド洋西部の島やアフリカ東部の海岸などで MH370 便のものとみられる残骸の一部が見つかっているが、機体の発見には至っていない。 海底捜索にはこれまでに約 1 億 3,500 万ドル(約 143 億円)が投じられた。(シンガポール = 都留悦史)

- 朝日新聞 7 月 22 日 -


制御ない状態で墜落か = 不明マレーシア機報告書 - 豪

【シドニー】 オーストラリア運輸安全局は 2 日、2014 年 3 月に消息を絶ったマレーシア航空機の捜索報告書を発表し、「操縦士が制御していない状態で墜落した可能性が高い」と指摘した。 タンザニア沖で今年見つかった主翼の可動翼を分析し、着陸準備態勢が取られない状態で墜落したと判断した。 事故原因をめぐり、故障やハイジャック、操縦士の自殺説などが取り沙汰されてきた。 豪政府は「何らかの理由で自動操縦で飛行後、燃料切れで墜落した(トラス副首相 = 当時 =)」と推察しており、報告書はそれを裏付ける内容だ。

- 時事通信 11 月 2 日 -


不明マレーシア機の捜索中止 機体の位置、特定できず

2014 年 3 月に南シナ海の上空で消息を絶ったマレーシア航空 MH370 便(乗客乗員 239 人)について、マレーシアとオーストラリア、中国は 17 日、共同声明を出し、合同で続けてきた海底の捜索活動を中止したと発表した。 声明は「最良の科学や最新技術、この分野の高い知見を持った専門家の意見を使ったあらゆる努力にもかかわらず、機体の位置を特定できなかった」としている。

捜索は、オーストラリア西部沖 2 千キロに広がる約 12 万平方キロのインド洋南部海域が対象。 15 年 7 月に捜索海域から西へ約 4 千キロ離れた仏領レユニオン島の海岸で同機の主翼の一部が見つかったが、その後の捜索は難航。 3 カ国は昨年 7 月、捜索海域で何も見つからない場合は中止することで合意していた。 同機はボーイング 777 型機。マレーシアの首都クアラルンプールから北京へ向かう途中、南シナ海上空で管制レーダーから機影が消えて消息を絶った。(ジャカルタ = 古谷祐伸)

- 朝日新聞 2017 年 1 月 17 日 -

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