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北朝鮮の遭難漁船と遭難者 (5)木造船漂着の情報、海保が捜索続ける 北海道・松前町沖 北海道松前町沖の松前小島に国籍不明の木造船が漂着したとの情報を受け、第 1 管区海上保安本部は 29 日も巡視船で確認にあたった。 周辺の波が高いため島に接岸できず、午前 9 時半現在、船は見つかっていないという。 松前小島は松前町の沖約 23 キロにある周囲約 4 キロの無人島。 周辺ではコンブ漁などが行われていて、荒天の際の避難用の港がある。 漂着船の通報は 28 日午後にあり、生存者がいるとの情報もある。 海上保安部の巡視船は島を回りながら目視で確認を進めており、天候の回復を待って上陸し、捜索する予定だ。 松前町の海岸では 26 日、木造船の船首部分とみられる長さ約 4 メートルの船体が漂着している。 - 朝日新聞 2017 年 11 月 29 日 - ☆ ★ ☆
- 朝日新聞 2017 年 12 月 4 日 - ☆ ★ ☆
- 朝日新聞 2017 年 12 月 8 日 - ☆ ★ ☆
- 朝日新聞 2017 年 12 月 9 日 - ☆ ★ ☆
- 朝日新聞 2018 年 2 月 9 日 - 北朝鮮籍の難破船が 6 倍増 海上保安庁が発表したところによると、11 月に発見した北朝鮮籍とみられる難破船は 24 隻にものぼる。 昨年 11 月は 4 隻だったから、6 倍増となった。 大体が日本海側沿岸にて発見されているところ、また、北朝鮮漁船は簡素な構造が多いことから、北朝鮮から出漁したが、荒れる冬の波に耐えきれずに遭難した可能性が高いとされる。 特に能登半島沖に広がる排他的経済水域内にある日本海有数の漁場「大和堆」では、昨年から北朝鮮や中国から来たとみられる漁船の違法操業が頻発していて、同漁場で遭難した可能性がある様だ。 こうした難破船の多くは木造ゆえに、海上保安庁の監視網がタイムリーに捕らえているか、その警戒体制について確認する必要がある。 また、出漁が北朝鮮の食糧事情の悪化によるとも言われているが、ミサイル開発の陰で経済の悪化が進んでいるのかどうか判然としない。 確かなのは日本海は脱北の一つのルートになっているということだ。 木造船に乗って明確に日本を目指すかどうかはあるにせよ、有事であれば、あるいは季節によっては、海から脱出する避難民が大量に出る可能性は考えておかねばならない。 避難民の対処には地方自治体の協力が不可欠であり、この点、以前から私自身が国会の質疑で確認してきたところだ。 公共機関の連携は、国、県、市の連携あるいは国の各機関の連携だけでは不十分である。 避難民に医療や教育などの支援を提供する際には日本赤十字社や NGO による協力も必要だ。 関わる主体が多くなればなるほど、普段からの連携のみならず、いざというときの想定と訓練が必要となる。 前回の質疑では、「想定している」との答弁はあったが、果たしてどこまで「想定」し「計画」し「訓練」しているか、関係者が当事者意識を持っているかは改めて政府に確認したい。 事が起きてから協議を行っても遅い。 その間に避難民は続々と上陸し、そこには工作員や武装した避難民が含まれる。 そう覚悟した上での対処が必要になることも、関わる当事者全てが共通の認識を持っておく必要がある。 加えて、有識者によれば、避難民への対処に適した艦船、人員の不足は大きな課題となっている。 避難民対処に適した艦船とは何か。足が速く工作船を追尾可能で、洋上での接舷能力があり、場合によってはある程度の避難民を収容したり、当然、揚陸可能な手段を運搬できる船が望ましい。 このような様々な用途が可能な船をしかるべき数を考えて準備しなければならない。 ここまでの準備の有無を政府に確認しておきたい。 最も困難だと思うのは人材の育成、確保だ。 洋上で探索し、避難民の状況を確認するだけでなく、船舶検査も通常の検査ではない。 武装工作員がいる場合には決死の覚悟が必要となる。 各機関と連携しながら、状況を冷静に踏まえ、洋上あるいは陸上でも行動できる人材を育成確保するには特殊な訓練が必要だ。 (鷲尾英一郎) - Blogos 2017 年 12 月 2 日 -
海岸に木造船と 4 遺体 = 山形県鶴岡市 24 日午前 8 時 40 分ごろ、山形県鶴岡市油戸の海岸に「木造船がばらばらの状態で漂着している」と、近くを通った男性から酒田海上保安部に通報があった。海保職員が木造船の周辺を調べたところ、4 人の遺体が見つかった。 同保安部によると、船はほとんど原形をとどめておらず、遺体の身元を示すようなものは見つかっていないという。 同市の海岸では 11 月以降、北朝鮮から漂着したとみられる木造船や遺体が相次いで見つかっている。 - 時事通信 2017 年 12 月 24 日 - |
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