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明治 - 昭和の着物紹介 南丹

明治、大正から昭和時代の着物文化を伝える収蔵品展「くらしときもの - ハレの日 ケの日」が 23 日、京都府南丹市日吉町天若の日吉町郷土資料館で始まった。 あでやかな婚礼衣装や産着などが数多くあり、来場者はみごとな品々に見入っていた。 非日常を意味する「ハレ」と、日常を意味する「ケ」をテーマに、地域で大切に扱われてきた晴れ着や普段着など、多彩な着物を紹介する企画。 市民からの寄贈品を中心に、約 100 点を展示している。

美しい刺しゅうが施された婚礼用の打ち掛けや三枚重ね、昭和初期の紋付き羽織や二重まわしマントなどが並ぶ。 明治時代の女物袷長着(あわせながぎ)、大正時代の綿入り長着、昭和 30 年代の宮参り着や産着といった今ではほとんど見かけなくなった品もあり、来場者は当時の人々の息づかいを感じ取っていた。 5 月 12 日まで。 火・水曜休み。有料。

(京都新聞 = 3-24-13)

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