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豊 か さ と 幸 せ の 基 準 - 文在寅氏の夢! - それは、私たち日本人の夢でもあります

ヨーロッパからシベリア経由で朝鮮半島を結ぶ鉄路が整備されることは、日本のみならず東アジアに住む全ての人々に益することは間違いありあせん。 とりわけ、沈滞気味の山陰から東北まで日本海に面した地域に及ぼす影響は大きいと予想されます。

これとよく似た主張に、習近平氏の「一帯一路」がありますが、これは中国を中心としたハブ構想であり、日経新聞の村山宏氏が論破されているように、19 世紀末の 3C と 3B を合わせただけの古色蒼然としたものに過ぎません。 その線上にある国々はいずれも経済力が弱く、結局は、それらの負債を全て中国が抱え込む事態にもなりかねません。

翻って、文在寅氏の主張は東と西を対等に繋ぐものであり、関係当事国はあくまで WIN & WIN の関係が維持されると思われます。 産経新聞が述べるように、北朝鮮領内の整備費は膨大なものになるであろうことは間違いありません。 唯、南北が統一されると国家の財政は破綻レベルに陥ることは避けられませんが、それと比較すれば、その比率は決して大きなものではありません。 この鉄路が利益を生み出せれば、早期の回収が可能なのではないでしょうか。

筆者の世代ではこの夢を実現できないかもしれませんが、次の世代が抱く夢として十分な価値がありますし、必ず実現出来るのではないかと期待しています。

「シベリア鉄道を釜山まで連結」 文在寅氏が描くロシアと南北経済協力に潜むリスクとは …

【ソウル = 桜井紀雄】 韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は、訪問先のロシアで、シベリア鉄道を韓国まで連結する構想を披瀝するなど、ロシアと北朝鮮との経済協力に前のめりになる姿勢を見せている。 ただ、あくまで北朝鮮の非核化と制裁緩和が前提であり、構想に潜むリスクも指摘されている。 「シベリア鉄道が私の育った朝鮮半島の南端、釜山(プサン)までつながることを期待している。」 文氏は 21 日、ロシア下院で韓国大統領として初めて行った演説でこう語った。 ロシアと韓国、北朝鮮の「3 者の鉄道やエネルギー、電力の協力は、北東アジア経済共同体の堅固な土台になるだろう。」とも強調した。

プーチン大統領との会談に先駆けて露メディアと行ったインタビューでも、ロシアの天然ガスや電力が「北朝鮮や韓国、日本まで供給されれば、ユーラシア大陸の共同繁栄を促進する道になる」と述べた。 文氏は南北の共存共栄を目指す「朝鮮半島新経済地図」構想を掲げており、鉄道やエネルギー網のロシアや中国との連結事業はその柱だ。 新東方政策の下、露極東地域の開発を進めるプーチン氏も歓迎する意向を示している。 旧東側諸国を中心とする「鉄道国際協力機構」への韓国の加盟も今月、北朝鮮が賛成に転じたことで決定。 鉄道連結に向けた条件の一つがクリアされた。

一方で、鉄道はつなげれば済む問題ではなく、北朝鮮国内の劣悪な鉄道網を再整備するという難題が横たわる。 金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長も 4 月の南北首脳会談で、韓国の高速鉄道を評価した上で、文氏が訪朝すれば「われわれの交通に不備があり、不便をおかけするのでは」と語り、自ら不備を認めていた。 韓国の経済協力への期待の裏返しとも読み取れる。

だが、北朝鮮西部の開城(ケソン) - 新義州(シンウィジュ)間を高速鉄道の運行に耐えられるよう再整備するのにも 20 兆ウォン(約 2 兆円)以上かかるとの試算もある。 北朝鮮が国際社会との融和姿勢をいつまで維持するか見通せないリスクが伴う中、どれほどの経済効果を生むかも不明瞭だ。

- The Huffington Post 2018 年 6 月 22 日 -

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