*** 1-2-7 ***

1 - 2 - 3 - 4 - 5 - 6 - 7 - Back

我が町 - 新宿ストリート (7)

「冬ソナ」を発信源とした韓流ブームが押し寄せてきた新大久保、ブームが去り、一時閑散とした時もありましたが、しっかり根を下ろした朝鮮・韓国人経営のレストランの努力が実を結んだようで、新大久保オリジナルの料理で、若い世代を呼び込むことに成功しているようです。 地元の人々とも、うまく協調して健全に発展して欲しいと心から願っています。


ケバブの味競う「KEBA-1」 東京・大久保公園

関東地方を中心とするトルコ料理店などのケバブを集める「ケバブグランプリ 2016」が、11 月 9 - 13 日に東京都新宿区歌舞伎町 2 丁目の大久保公園で開かれる。 約 20 店が出店。 来場者が一番おいしいと思ったケバブに投票する「KEBA-1」や、ベリーダンスのコンテストも。 午前 11 時 - 午後 9 時(9 日のみ午後 5 時から)。 詳細は 公式ホームページ

- 朝日新聞 平成 28 年 10 月 23 日 -


韓流の街、日韓政治を越える関係へ 新大久保に活気再び

「韓流の街」と言われる東京・新大久保は今、新料理「チーズタッカルビ」などが若い世代を引き寄せている。 日韓関係がぎくしゃくしても、草の根の文化交流は着実に続く。 9 日の韓国大統領選を前に、政治に振り回されない関係への期待が高まっている。 JR 新大久保駅の近くは至る所に「チーズタッカルビ」の看板が掲げられている。 大型連休中は行列ができ、ごった返していた。

3 日昼に韓国料理店「市場(シジャン)タッカルビ」をのぞくと 45 席のうち、男性客は 1 人だけ。 「3 時間待った」という都立高校生の横山優月(ゆづき)さん (15)、館林夏歩(かほ)さん (15)、宝田美乃理(みのり)さん (15) の 3 人はチーズを伸ばして動画を撮り、「辛〜い!」、「おいしい」とはしゃいでいた。 3 人とも新大久保は初めて。 化粧品を買い、韓国のスイーツを食べ、町歩きを楽しんだという。 「日韓関係についてどう思う?」と尋ねると、一瞬沈黙した。

「私、政治に関心はないです。」 「とりあえず戦争は嫌だ。」 9 日に韓国で大統領選があることは知らないという。 「あれだよね、朴(パク)さん?」 「私、俳優のイ・ジョンソク大好き。 韓国ドラマよく見るんで。 めっちゃイケメンだと思いません?」

タッカルビは鶏肉や野菜を甘辛く炒めた韓国の人気料理だが、チーズとあえることを考えたのはこの店の姜光植(カングァンシク)さん (48)。 昨年 6 月に看板を出してから評判となり、連日満席が続く。 「『韓流は終わった』とテレビで報じられた頃は傷ついたけど、お世話になった多くの日本人に恩返しができたかな。」と語る。

新大久保は政治に左右されてきた。 ドラマ「冬のソナタ」などが話題となり、「韓流ブーム」のピークだった 2010 年代前半は 40 代以上の女性が中心の団体ツアーで混雑した。 しかし、2012 年に李明博(イミョンバク)・元韓国大統領が竹島に上陸したことや、13 年ごろから韓国人を敵対視するデモが続いたことなどが客足に影響。 12 年に約 640 店あった韓国系の店は、約 400 店まで減っている。

最近も、釜山の日本総領事館前に慰安婦を象徴する「少女像」が設置され、駐韓日本大使が呼び戻されるなど、両国の関係は冷え込んでいる。 だが、「新宿韓国商人連合会」の鄭在旭(チョンジェウク)理事によると、周辺駅の利用者数は増加傾向だ。 集まる世代も変わっている。 姜さんは「若い子は政治は政治、おいしいものはおいしいもので楽しんでくれる」と理由を推測する。 「誰が大統領になっても、日韓が仲良くしてくれれば大満足」と話した。 (吉野太一郎)

韓国の絵本、語学書などをそろえる東京・神保町のブックカフェ「CHEKCCORI (チェッコリ)」は連休中、店内で韓国映画の上映会を企画した。 4 日は、青年 2 人の友情を描いた映画「チルスとマンス」を上映し、15 坪ほどの店内は約 20 人の客でいっぱいになった。「韓国への関心の高さを感じました」と経営する金承福(キムスンボク)さん (48) は語った。

「韓国と本でつながる」をコンセプトに、2015 年 7 月に開店。 店名は、教科書を学び終えると、先生に感謝して仲間と祝う韓国の習わしからつけた。 今は大統領選をめぐる書籍を取り寄せて並べる一方、韓国語を使って SNS で発信する方法や、韓国の IT 事情についての講演会、伝統文化や伝統音楽の体験会などのイベントも企画している。 来客数は順調に伸びており、金さんは「外交の問題で両国がぎくしゃくしても、お客さんは揺れないし、ぶれない」と話す。 (岡本玄)

- 朝日新聞 平成 29 年 5 月 9 日 -


韓流バス、無料で新宿を巡回 運行 2 年で拡大中 東京

新大久保の韓国系商店主らが新宿区内の繁華街で運行している無料の巡回バスがある。 観光客を呼び込もうとスタートして 2 年余り。 徐々にコースや運行日を拡大している。 関係者は「新たな街の名物に」と意気込む。 バスは、韓国系商店主らの団体「新宿韓国商人連合会」が運行する「K-shuttle (K シャトル)」。 月曜を除く毎日(月曜が祝日の場合は火曜日運休)、午前 11 時半から午後 6 時半まで、21 人乗りのバスが 1 日 4 回走る。 乗客は誰でも無料で利用できる。

コースは、歌舞伎町の鬼王神社前交差点を出発し、東新宿や新大久保、大久保の各駅を通って新宿駅西口の地下ロータリーへ。 西新宿を回り、新宿駅南口へ戻って新宿御苑、四谷三丁目へ抜け、抜弁天などを経由して約 1 時間半かけて循環する。 停車場所は決まっているがバス停はなく、運転手がマイクでアナウンスして乗車を呼びかけている。 (吉野太一郎)

- 朝日新聞 平成 30 年 3 月 6 日 -


1 - 2 - 3 - 4 - 5 - 6 - 7 - Back

inserted by FC2 system