語り継がれる戦争体験 (1)ネット上の戦争体験記新聞紙上で、「戦争を語り継ごう」を含め、いくつか戦争体験記のサイトが紹介されました。 とりわけ、ややもするとネットの中に埋もれてしまう戦争関連のサイトを集められ、内容に合わせ整理して「リンク集」にまとめて戴いた上記のサイトには、個人的にも大変感謝しています。 先日、いわゆる「終戦特番」の TV で、長崎の原爆被害者が、「アメリカ」が憎い!」とはっきり口にされておりました。 その怒りは真摯にアメリカにも受け止めて貰いたいし、反対に、他の地で日本軍が犯した暴挙に対し、現地の人々の怒りと悲しみは決して癒されることがないのも、しっかりと肝に銘じておかなければなりません。 |
- 読売新聞 2002 年 8 月 13 日 -
英文サイトからのブックマーク第二次世界大戦、太平洋戦争に関するリンク集 : 膨大な情報量を抱えるインターネットですから、英文のサイトまで検索を広げると、第二次世界大戦、太平洋戦争に関連するサイトは、それこそ止まることを知りません。 その中で有力なリンク集として、次の五つを上げてみました。 World War II Resources - http://www.ibiblio.org/pha/ 五つ目の "World War II on the Web" では、 ジャネット ランキン : 61 年前、米国の対日開戦に対する議会決議に、唯一人反対された下院議員がいたことを、正直、最近になって初めて知りました。 その方が米国、モンタナ出身の「ジャネット ランキン (Jeanette Rankin 1880 -1973 年)」さんです。 福井星一さんから「絶対平和の生涯 (1997 年)」という本も出版されていることを教えて戴きましたが、先ずはインターネットでも探してみることにしました。 残念ながら、日本語のサイトは見つかりませんでしたが、英文のものであれば続々と現れます。 ランキンさんが、米国の女性史では筆頭に上がる方であること、第一次世界大戦からベトナム戦争迄、生涯一貫して「絶対平和主義 (Pacifist)」を貫かれたこと、対日開戦決議の時には、反対すると議席を守れないことが分かっていたにもかかわらず、ご自身の主義を通されたこと等を知りました。 "You can no more win a war than you can win an earthquake... " 同氏の生涯は、下記のサイトで簡潔にまとめられています。 又、"Peacemakers Online" というサイトでは、ガンジーやネルソン・マンデラといった錚々たる方々と共に、同氏についても、非常に冷静に述べられています。 http://www.huntington.org/vfw/imp/rankin.html 又、現在の活動は、地元モンタナの「ジャネツト ランキン平和センター」及び「ジャネット ランキン基金」で続けられているようです。 http://www.jrpc.org/ シ ア ト ル : 文明の発展に反比例して、自分達の住む地球そのものが急激に傷つけられていることに、人類はようやく気付きました。 「この地球を守ろう !」を合言葉に、「環境回復、更には、保全」の大事業を開始するのに、もう猶予はありません。 そして、これは地球上の全ての人類が一つにまとまってこそ成し遂げられるのです。 「地球自然保護」運動のバイブルとして、今、見直されているのが、 1854 年、米国第 14 代大統領フランクリン・ピアスの、「2 百万エーカーのインディアンの土地を買収し、見返りに寄留地を与える。」との提案に対する、インディアン首長シアトルの返書です。 「父は空、母は大地」と題する素晴らしい日本語訳がありますが、ここでは書けないので、英文のサイトを一つだけ紹介しておきます。 http://www.webcom.com/duane/seattle.html
から始まる文章は、純粋な心情の吐露であり、150 年経った今、あまりにも新鮮に蘇ります。 (注) イチロー、佐々木の所属する「マリナーズ」のあるシアトルは、この首長を記念して名付けられました。 |