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空自機と米爆撃機が東シナ海で夜間訓練、米軍機は南シナ海へ

[東京] 航空自衛隊は 7 日、空自の F15 戦闘機と米空軍の B-1B 戦略爆撃機が 6 日夜に東シナ海上空で共同訓練を行ったと発表した。 空自機と B-1B が夜間訓練を実施するのは初めて。 常時作戦を行えることを示し、北朝鮮に圧力をかける狙いがあるとみられる。 B-1B は訓練後、南シナ海へ向かった。 空自によると、共同訓練には那覇基地(沖縄県)の F15 と、アンダーセン基地(米領グアム)から飛来した B-1B が 2 機ずつ参加。 編隊を組んで飛行する訓練を行った。

空自は 6 月にも B-1B と訓練を実施したが、米太平洋空軍によると、夜間訓練は今回が初めて。 太平洋空軍はホームページで「夜間に安全かつ効果的に飛行し、訓練をするのは、米国と日本が共有する重要な能力だ」とコメントしている。 訓練を終えた B-1B はアンダーセン基地に戻らず、南シナ海へ向かった。 太平洋空軍はホームページで、国際法で認められた航行の自由の重要性を指摘。 南シナ海を自国の海と主張する中国をけん制する狙いがあった可能性がある。 (久保信博)

- Reuters 2017 年 7 月 7 日 -


米軍、戦略爆撃機を朝鮮半島上空に展開 韓国と合同演習

韓国空軍は 8 日、米空軍の戦略爆撃機 B1B が 2 機、朝鮮半島に飛来したと明らかにした。 北朝鮮が 4 日に実施した大陸間弾道ミサイル (ICBM) とする「火星(ファソン) 14」の試射に対抗。 韓国空軍は「敵の挑発に強力な懲罰を加える意志と敵の指揮部を焦土化する能力を示した」と強調した。 韓国空軍によれば、B1B 2 機は 8 日、グアムの米軍基地を発進。 朝鮮半島上空で、米空軍の F16、韓国空軍の F15 両戦闘機と合同軍事演習を実施した。 B1B が弾道ミサイル発射台を爆撃した後、戦闘機が地下施設を精密攻撃する想定で行ったという。

B1B は今春、北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイルの発射に対抗し、たびたび朝鮮半島上空に飛来している。 一方、北朝鮮は 8 日付の労働新聞(電子版)で、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が、金日成(キムイルソン)国家主席の死去 23 年に当たる 8 日午前 0 時に、金主席の遺体が安置された平壌の錦繍山(クムスサン)太陽宮殿を訪れたと報じた。 「火星 14」の試射に貢献した関係者も同席した。 (ソウル = 牧野愛博)

- 朝日新聞 2017 年 7 月 8 日 -

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米爆撃機の攻撃訓練非難 = 「核戦力高度化」を正当化 - 北朝鮮

【ソウル】 9 日付の北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞(電子版)は、米 B1B 戦略爆撃機 2 機が 8 日、北朝鮮施設への攻撃を想定した精密爆撃訓練を韓国北東部で実施したことについて、「危険千万な軍事的な賭博であり、情勢を爆発局面に追い込んでいる」と非難した。 また、「米国は戦略爆撃機の朝鮮半島派遣を定例化しようとしている」と強い警戒感を表明し、「わが国が米国の核戦争挑発策動をやめさせるため、核戦力の高度化措置を多発的、連発的に取っていることは正当だ」と強調。 特に、大陸間弾道ミサイル (ICBM) の発射実験「成功」は、核戦力高度化の正当性を立証したと主張した。

- 時事通信 2017 年 7 月 9 日 -


米軍、THAAD 迎撃実験へ 北朝鮮 ICBM 発射に対抗

米軍が近く、高高度迎撃ミサイルシステム (THAAD) の迎撃実験をすることがわかった。 米ミサイル防衛局当局者が 7 日、明らかにした。 北朝鮮が、米本土の攻撃につながる大陸間弾道ミサイル (ICBM) を発射したことを受けた措置とみられ、防衛力を強化する狙いがある。 トランプ政権は北朝鮮からのミサイル防衛の柱とする THAAD の韓国への配備を進めているが、文在寅(ムンジェイン)政権は慎重な姿勢を見せている。 迎撃実験を通じて、米軍が目指す年内の配備完了を推し進める狙いもありそうだ。

ミサイル防衛局当局者によると、今月上旬にアラスカ州・コディアック島にあるミサイル関連基地で実施する。 模擬の中距離弾道ミサイルを追跡して THAAD で迎撃する計画だ。 米軍は 5 月末、初めての ICBM を想定した迎撃実験を実施している。 米軍としては、高まる北朝鮮の弾道ミサイルの脅威に対抗するため、重層的なミサイル防衛システムを確立したい考えだ。 (ワシントン = 峯村健司)

- 朝日新聞 2017 年 7 月 8 日 -

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米軍 THAAD ミサイル実験、迎撃成功 北朝鮮を牽制

米国防総省ミサイル防衛局は 11 日、米軍が高高度迎撃ミサイルシステム (THAAD) のミサイル実験を実施して成功した、と発表した。 弾道ミサイルの発射で挑発を続ける北朝鮮を牽制する狙いがある。 同局は「増大する現実の脅威から、米国民や派遣している軍、同盟国を防衛し続ける」と強調した。

同局によると、ハワイ北方上空で米空軍輸送機 C17 から中距離弾道ミサイルを模した標的を発射。 アラスカ州・コディアック島のミサイル関連基地に配備した THAAD で捕捉・追跡し、迎撃したという。 THAAD の迎撃実験は 14 回目で、いずれも成功しているという。 同局のグリーブズ局長は「弾道ミサイルを迎撃し、破壊する THAAD システムの能力が示された」と語る。 THAAD は、トランプ政権が北朝鮮からのミサイル防衛の柱と位置づけており、韓国への年内の配備完了を目指している。 (ワシントン = 峯村健司)

- 朝日新聞 2017 年 7 月 12 日 -


北朝鮮、プルトニウム増産か 米研究グループが発表

北朝鮮を研究している米ジョンズ・ホプキンス大の研究グループ「38 ノース」は 14 日、昨年 9 月 - 今年 6 月に撮影された北朝鮮・寧辺(ヨンビョン)の核施設で、核兵器の原料となるプルトニウムを増産した可能性があると公表した。 核施設付近の熱分布画像を分析した結果、わかったという。 「38 ノース」は、昨年 9 - 10 月と今年 3 - 6 月の 2 度にわたり熱分布画像を分析。 核施設の温度が周辺よりも高く、「北朝鮮が使用済み核燃料を再処理したことを示している」と結論づけた。

プルトニウムの生産量はわからないが、核兵器に使うプルトニウムの保有量を増やす狙いがあったとみている。 同じくウラン濃縮施設でも温度が高くなっていたことを確認した。 ただ、遠心分離器を使って核兵器に転用できる高濃縮ウランを生産したのか、施設の補修・管理かどうかは判断できなかったという。 韓国政府によると、北朝鮮は兵器用プルトニウムを 50 キロ以上持っているという。 この核施設にある黒鉛減速型原子炉は 2015 年以来、稼働を停止していたが、プルトニウム生産に向けて本格的に動き出した可能性がある。 (ワシントン = 峯村健司)

- 朝日新聞 2017 年 7 月 15 日 -


米軍の戦略爆撃機、九州や朝鮮半島へ 日韓と共同訓練

米空軍は 30 日、戦略爆撃機 B1B を 2 機、九州や朝鮮半島に展開させ、航空自衛隊や韓国空軍とそれぞれ共同訓練を行った。 北朝鮮が 28 日深夜に大陸間弾道ミサイル (ICBM) 「火星(ファソン) 14」を試射したことを受けて、間をおかずに北朝鮮の動きを牽制した形だ。 トランプ米大統領は 29 日、北朝鮮が軍事挑発を繰り返すことを念頭に「中国には非常に失望している」とツイッターで強い不満を表した。

トランプ氏は 4 月の習近平(シーチンピン)国家主席との首脳会談を受け、中国の役割に期待感を示し、為替操作国指定などを見送ってきたが、貿易面などで対中強硬路線に転じる可能性がある。 また、米国防総省ミサイル防衛局は 30 日、高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD 〈サード〉)による中距離弾道ミサイルの迎撃実験に成功したと発表した。 太平洋上で航空機から放たれたミサイルを、アラスカ州の米軍基地に配備された THAAD が探知・追跡し、迎撃したという。 (佐藤武嗣 = ワシントン、武田肇 = ソウル、相原亮)

- 朝日新聞 2017 年 7 月 30 日 -


北朝鮮ミサイル落下の直前、仏旅客機が上空通過 米報道

米 ABC テレビは 1 日、北朝鮮が 7 月 28 日深夜に発射した大陸間弾道ミサイル (ICBM) が北海道沖の日本海に落下する直前、落下地点周辺の上空を仏大手航空会社エールフランスの旅客機が通過していたと報じた。 米当局者の話として伝えた。 通過した時間次第では、旅客機に「危険が及ぶ可能性があった」としている。 この旅客機は羽田発パリ行きの AF293 便で、乗客・乗員 323 人が搭乗していた。 ICBM が北海道・奥尻島沖に落下する約 10 分前、同機は現場付近の上空を通過したという。

米国防総省のデービス報道部長は 7 月 31 日の会見で、同 28 日深夜の北朝鮮の ICBM 発射について「事前に通知することなく発射しており、航空機や船舶が危険にさらされている」と指摘していた。 エールフランス社は米 ABC テレビに対し、「ミサイル実験の空域において、エールフランス機の飛行ルートは妨げられておらず、問題は報告されていない。 当局と協力して飛行区域の危険性を分析し、適切に飛行計画に反映させている。」とコメントした。 (ワシントン = 峯村健司)

- 朝日新聞 2017 年 8 月 3 日 -

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