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北朝鮮が核実験準備の最終段階か、米国情報サイト指摘

[ワシントン] 米国の北朝鮮情報サイト「38 ノース」は 28 日、北朝鮮が核実験準備の最終段階にある可能性を指摘した。 38 ノースによると、25 日に撮影した衛星映像から、豊渓里の実験場で車両のほか、実験場のトンネルに通信用ケーブルが敷設された可能性を示す兆候がみられたという。 排水している様子もみられ、38 ノースは「監視や通信機器のためにトンネルを乾燥した状態に保とうとしているのではないか。」と分析した。

こうした要因を総合すると、実験準備がかなり進んだことが強くうかがえると指摘。 ただ映像は、核爆発装置や実験時期を決定的に裏付けるものでないとも説明した。 38 ノースは「北朝鮮は世界が監視する現状を把握しており、ごまかすこともできるため、核実験が差し迫っていると断定するには注意が必要」と指摘した。

- Reuters 2017 年 3 月 29 日 -


北朝鮮が中国からの呼び掛け無視か、米国との緊張高まる中 - 関係者

北朝鮮が今月、米国との緊張が高まる中で中国外務省からの呼び掛けを無視したことが、事情に詳しい関係者の話で明らかになった。 中国指導部が北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長に対して与えられる影響力について、疑問が膨らみそうだ。 同関係者が匿名で語ったところによると、中国の王毅外相と武大偉・朝鮮半島問題特別代表は北朝鮮側の担当者との会談を要請したが、返答がなかった。 これを前に、習近平国家主席はトランプ米大統領とフロリダ州で会談していたという。

トランプ政権は中国に対し、北朝鮮に核兵器や弾道ミサイルの開発をやめさせる強い行動をとらせようと試みてきた。 北朝鮮は大半の燃料・食料調達で中国に依存しているものの、習主席は中国最高指導者の地位を得た 2012 年以降、金委員長と直接会談したことがない。 中国当局者が訪朝および会談の要請をどれぐらいの頻度で行い、返答を得ないケースがどれほどあるかは不明。 中国外務省にファクスで質問したが、これまでのところ返答はない。

- Bloomberg 2017 年 4 月 17 日 -


「朝鮮は中国の一部だった」習近平氏から聞いたと、トランプ氏が発言 韓国で反発広がる

アメリカのトランプ大統領が、中国の習近平国家主席との会談で「韓国は中国の一部だったことがある」との説明を受けたと発言した。 この発言は、ウォールストリート・ジャーナルが 4 月 12 日に掲載したインタビューで飛び出した。 6 - 7 日の米中首脳会談で、習氏から中国と朝鮮半島の歴史についてレクチャーを受けたとして、トランプ氏は以下のように話した。  彼はその後、中国と朝鮮の歴史を説明した。 北朝鮮ではなく朝鮮(半島全体)の話だ。 数千年にわたる話で、多くの戦争があった。 朝鮮は実際には中国の一部であった。 10 分聞いた後、それほど簡単ではないことに気づいた。

これが習氏の実際の発言なのか、トランプ氏の誤解によるものなのかは不明だが、韓国では反発が強まっている。 朝鮮日報は習氏が歴史を説明した際に「元が一時、高麗を支配した」などと語ったのをトランプ大統領が『中国の一部だった』と誤解した可能性もあるとした上で、「習主席が本当に『韓国は歴史的に中国の一部だ』と認識しているならば、中国が今後歪曲された中華主義に基づき、韓半島問題を解決していく懸念がある」と釘を刺した。

中央日報によると、韓国外交部の当局者は「報道内容が事実かどうかはさておき、過去の数千年間、韓中関係の歴史において韓国が中国の一部ではなかったという点は国際社会が認める明白な歴史的事実」と述べたという。

- The Huffington Post 2017 年 4 月 20 日 -


中国爆撃機、「高度な警戒態勢」に 北朝鮮の有事を想定

ワシントン : 地上攻撃や巡航ミサイル発射能力を備えた中国の爆撃機が「高度な警戒態勢」に入っていることが 21 日までに分かった。 米国防当局者が明らかにした。 中国軍が北朝鮮の有事に備えて対応を準備している証しだとしている。 この当局者によると、当該の爆撃機が高度の警戒態勢を整えたのは 19 日。 加えて異常な数の中国軍機が集結し、集中的な整備点検を行って即応態勢を整えている様子も米国が確認した。

北朝鮮によるミサイル実験などを受けて朝鮮半島の緊張が高まる中、中国軍の動向には「有事に備えた反応時間の短縮」を図る狙いがあると米当局者は分析。 この有事には、武力衝突の可能性も含まれる。 北朝鮮の国営メディアは 20 日、北朝鮮が先制攻撃を仕掛ければ、米国と韓国は「一瞬のうちに全滅する」と威嚇した。 中国は以前から、北朝鮮の政情不安の可能性に対して神経をとがらせていた。

複数の米政府高官は 20 日、トランプ政権の対北朝鮮戦略では現在、中国が焦点になっていると指摘し、「中国が北朝鮮軍に圧力をかけたり、北朝鮮指導部を屈服させるとは誰も思っていない。 しかし同戦略では、ほかの何よりも政治的解決策を見つけ出せる存在として中国に目を向けている」と語った。

当局者はこの戦略について、過去の米国の対北朝鮮政策を検証した結果に基づくと説明する。 これまでの交渉はすべて失敗に終わる一方で、「中国が金政権に対して最大限の影響力を行使したことはない」と分析。 北朝鮮は経済貿易の推定 85% を中国に依存していることから、北朝鮮問題を解決するためには中国の関与が不可欠だと判断したとしている。

- CNN 2017 年 4 月 21 日 -


「米国との戦争恐れず」 = 中国の対応も批判 - 北朝鮮

【ソウル】 朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省報道官は 21 日、談話を発表、「米国の核戦争策動で、朝鮮半島や地域の情勢は極めて険悪な事態に至っている」と述べ、「わが国は、決して戦争を恐れず、避けることもしない」と警告した。

談話は米空母「カール・ビンソン」の朝鮮半島海域への派遣などを非難。 「われわれは、米国が持っているいかなる選択と手段にも対応できる十分な能力を保有した核強国だ」と強調し、「全面戦争には全面戦争で、核戦争にはわれわれ独自の核攻撃で、ためらいなく立ち向かう」と表明した。 一方、朝鮮中央通信は別の論評で、名指しを避けながらも、北朝鮮制裁に同調する姿勢を示している中国の対応を批判した。

- 時事通信 2017 年 4 月 22 日 -


米空母と海自、西太平洋で共同訓練 北朝鮮牽制を狙う

朝鮮半島近海へ向けて航行している米海軍の原子力空母カールビンソンと海上自衛隊の護衛艦が 23 日、西太平洋の海域で共同訓練を始めた。 防衛省が同日、発表した。 北朝鮮は 25 日に人民軍創建 85 周年を迎える。 日米両政府は、この日に合わせて北朝鮮が核実験や弾道ミサイルの発射に踏み切る可能性があるとみており、共同訓練で北朝鮮を強く牽制(けんせい)する狙いがある。

政府関係者によると、米海軍の空母カールビンソンと巡洋艦、駆逐艦の計 3 隻は 23 日午前、フィリピン東方の西太平洋で海自護衛艦「あしがら」、「さみだれ」の 2 隻と合流した。 訓練は数日間の予定で、日本近海へ向けて東シナ海を北上する。 様々な陣形をとりながら、通信訓練などを実施する見通しだ。

今回は、「日米間の戦術技能の向上」という訓練本来の目的以上に、共同で訓練したり一緒に部隊を展開したりすることで日米の連携と強い決意を内外に示し、相手国との軍事的な緊張を緩和・抑止する狙いで実施された。 「柔軟抑止選択肢 (FDO = flexible deterrent options)」と呼ばれるもので、2015 年に日米防衛協力のための指針(ガイドライン)が改定された際、新たに協力項目として盛り込まれた。 安全保障関連法制とは別の枠組みだ。

カールビンソンは当初、4 月末に作戦行動を終えて米国に帰港する予定だった。 今月 8 日にシンガポールから豪州に向けて出港した後、米太平洋軍のハリス司令官が行き先を変更し、朝鮮半島近海に展開するよう指示。 その後、豪軍との共同演習に参加していた。 防衛省は、カールビンソンの行き先変更の直後から、首相官邸の了承も得たうえで米軍側に共同訓練を打診。 「日米間の『あうんの呼吸』で決まった(日本政府関係者)」という。 調整のうえ、海自の護衛艦 2 隻が 21 日、佐世保基地(長崎県)を出港していた。

海自の護衛艦は 3 月上旬、米韓合同軍事演習に参加するカールビンソンとバシー海峡(台湾 - フィリピン間)の周辺で合流し、沖縄本島と宮古島の間を抜けて九州西方の海域まで航行する訓練をした。 同月下旬にも、海自の護衛艦がカールビンソンと東シナ海で共同訓練をしている。(土居貴輝)

- 朝日新聞 2017 年 4 月 24 日 -


空自の F15、米空母艦載機と編隊飛行 沖縄県東沖

航空自衛隊は 28 日、米海軍の原子力空母カール・ビンソンの艦載機と同日、沖縄県東沖の空域で共同訓練を実施した際の写真を公開した。 同空母を先頭に、海上自衛隊の護衛艦 2 隻が米艦艇と並んで追走し、その横を空自の戦闘機 F15 と同空母の FA18 戦闘攻撃機 2 機が飛行している。 空自によると、訓練に参加した F15 から撮影した。 こうした編隊の確認のほか、戦闘訓練なども行った。

- 朝日新聞 2017 年 4 月 28 日 -

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