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「横田滋写真展」、京都で始まる 早紀江さんも来場

北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさんと家族の姿を、父の滋さん (74) が撮影した家族写真など約 110 点を紹介する「めぐみちゃんと家族のメッセージ 横田滋写真展」が 8 日、京都市中京区の市立堀川高校・本能館本能ホールで始まった。 13 日まで。 同校は母早紀江さん (71) の母校。 同級生らと一緒に来場した早紀江さんは開場前、「一人でも多くの人に拉致のひどさを知ってもらいたい」と話した。

会場では在学当時の校長だった米田貞一郎さん (97) と再会。 「テレビでは芯の強い顔をしているが、同窓会などでは和やか。 (めぐみさんを)もっとにこやかな笑顔で迎えることができればいい。 頑張って。」と声をかけられると、早紀江さんは目に涙を浮かべてうなずいていた。 横田夫妻の支援団体「あさがおの会」が主催し、朝日新聞社が共催。 全国 15 カ所目の開催で、累計入場者は 20 万人を超えている。 無料。 問い合わせは朝日新聞大阪本社宣伝 PR 部(06・6201・9597)へ。

- 朝日新聞 3 月 8 日 -


拉致家族会の副代表らタイへ出発 理解求めるため

拉致被害者家族会の飯塚繁雄副代表と支援団体・救う会の西岡力副会長は 20 日、拉致問題への理解を広める活動のためタイに向かった。 飯塚さんは同朝、成田空港で取材に応じ、米国がマカオの銀行の北朝鮮関連口座の凍結を解除する方向であることについて「米国は北朝鮮のペースに巻き込まれているようで不安だ」と語った。 飯塚さんらは、「北朝鮮で拉致された」との情報があるタイ人アノーチャ・パンジョイさんの家族宅を訪問するほか、バンコクとチェンマイで講演も予定している。

- 朝日新聞 3 月 20 日 -


拉致事件描いた映画「めぐみ」、BBC が放映

英 BBC 放送は 22 日夜、デジタルチャンネル BBC4 で、横田めぐみさん拉致事件を描いたドキュメンタリー映画「めぐみ - 引き裂かれた家族の 30 年」を放映した。

めぐみさんの父親の横田滋さんは放映に先立って英紙サンデー・テレグラフの取材に対し、この映画を見れば、「13 歳の少女を拉致するなどといういかにひどいことが行われたかが分かってもらえると思う」と語り、英政府が北朝鮮に対し、拉致被害者を解放するよう圧力を掛けてほしいなどと訴えた。 (時事)

- 朝日新聞 3 月 23 日 -


拉致被害者家族会代表の横田さん、年内退任の意向を発表

北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)の横田滋代表 (74) は 23 日、家族会が結成されて 10 年になるのをきっかけに川崎市内で記者会見し、年内にも代表を退任する意向を明らかにした。 4 月 22 日の家族会総会で、その日か、75 歳の誕生日(11 月 14 日)の退任を提案する予定。 家族会メンバーとしての活動は続ける。

家族会は 97 年 3 月 25 日結成され、翌 26 日に初の記者会見があった。 滋さんの退任の意向は「体力的に無理が利かなくなった」のが理由という。 滋さんは 05 年暮れから血液の難病で 1 カ月半入院。 退院後も多忙な日が続いた。 妻早紀江さん (71) は、10 年前の家族会結成時と同じ緑のチェックの上着姿で「洋服は元気なままですが、着ている人間は過酷な日々で疲れがたまっている。 主人も体調が戻っていません。」と話した。

この 10 年について滋さんは「当初は拉致を信じてもらえなかったが、小泉首相訪朝で被害者 5 人が帰り、安倍内閣で拉致問題が国政の最重要課題になった。 だが 5 年前『死亡』とされた被害者の状況は進展しておらず、早く結果がほしい。」と語った。

同席した増元照明・家族会事務局長 (51) は、10 年前の家族会の発足記者会見で父・正一さんが掲げていた姉・るみ子さんの顔写真を持ってきた。 「父は 5 年前、亡くなった。 解決に時間がかかりすぎている。 拉致被害者が帰っても親がいないのでは喜びも半減する。 北朝鮮が誠実に対応し今年中に解決するよう、政府が圧力をかけてほしい。」と訴えた。

- 同 上 -

☆ ★ ☆

横田代表は 11 月まで続投 辞意表明問題で拉致家族会

北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)は 22 日午前、東京都内で総会を開き、横田滋代表 (74) が辞意表明した問題への対応を話し合った。 「横田代表が辞めると北朝鮮を利する」との意見もあり、75 歳の誕生日である 11 月 14 日までは交代しないと決めた。 11 月、後任の代表選びを前提に臨時総会を開く。

横田滋さん・早紀江さん (71) 夫妻は体の不調を訴えている。 負担軽減と体調回復のため、すでに約束した以外の集会への横田さん夫妻の参加は控え、7 - 9 月は休養してもらうことにした。 北海道帯広市出身の渡辺秀子さん(当時 32)の 2 人の子どもが拉致された事件に関連し、渡辺さんの親族が家族会入会を検討している件については「入会の意向なら受け入れる」とした。

同日午後には東京・日比谷公会堂で家族会などの主催で「国民大集会」を開き、ルーマニアやタイ、韓国から来日している家族らが参加した。 日米両国に対北朝鮮制裁の強化を、中韓両国に対北朝鮮支援の中止を求める決議文を採択した。

- 朝日新聞 4 月 22 日 -


「ベルばら」好きのめぐみさんへ 池田理代子さん歌う

漫画「ベルサイユのばら」のファンだった横田めぐみさんの両親と交流を続けている「ベルばら」作者で声楽家の池田理代子さんらが 2 日夜、東京・池袋で拉致被害者家族を招いてチャリティーコンサート「春の宵の第九」を開き、めぐみさんの父で拉致被害者家族会代表の横田滋さん (74) に支援金を渡した。 ロビーでは滋さんが撮った家族写真を展示した。 母の早紀江さん (71) は「めぐみは池田理代子先生の漫画が大好きで、よく絵を描いていました。 早く会わせてあげたい。」とあいさつした。

77 年のめぐみさん拉致後、早紀江さんは「池田さんに弟子入りしたのだろうか」と考えたり、イラストの専門学校に入学していないか問い合わせたりしたという。 それを知った池田さんが 02 年、横田さん夫妻に「めぐみさんが帰ったら渡してください」と著書を贈った。 昨年 8 月にも夫妻を演奏会に招いた。

今回は小林研一郎さん指揮で、ハンガリーのブダペスト・コンサートオーケストラがベートーベンの「第九」を演奏。 池田さんらがソリストを務めた。 支援金はカンボジアを支援する団体「JHP・学校をつくる会」や「かものはしプロジェクト」にも渡された。

- 朝日新聞 4 月 2 日 -

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