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宮古島沖、中国空母など 7 隻確認 戦闘機発着と同じ船団

防衛省は 21 日、沖縄県・宮古島の東約 120 キロの公海上で、中国海軍の空母「遼寧」など艦艇 7 隻を確認したと発表した。 20 日に与那国島の南方で戦闘機とみられる艦載機を発着させたのと同じ船団で、領海侵犯はなかった。

防衛省によると、21 日午前 7 時ごろ、海上自衛隊の護衛艦 2 隻と P3C 哨戒機が、宮古島の東約 120 キロの太平洋で、遼寧など 7 隻を確認。 7 隻は北西に進み、沖縄本島と宮古島の間を通過した。 中国側から危険な行動などはなかったという。 海自の護衛艦などは 20 日午前 11 時ごろ、与那国島の南 350 キロの公海上で、複数の艦載機が遼寧を飛び立ち、周辺を飛行して戻るのを確認。 太平洋上で、中国の空母から戦闘機とみられる艦載機の発着艦を確認したのは初めて。

沖縄本島と宮古島の間では 18 - 20 日、中国軍機の通過が確認され、航空自衛隊が戦闘機を緊急発進(スクランブル)させて警戒した。 3 日連続での緊急発進は 4 年半ぶりだった。 (古城博隆)

- 朝日新聞 2018 年 4 月 21 日 -


中国初の国産空母が試験航海 2020 年ごろの就役目標

中国初となる国産空母が 13 日、遼寧省・大連の港を出港し試験航海に出た。 国営新華社通信などが伝えた。 中国海軍の空母としては、旧ソ連の空母を改修して配備した「遼寧」に続く 2 隻目。 今後、さらに試験航海を続け、2020 年ごろの就役を目指す。 中国中央テレビによると、国産空母は同日午前 7 時ごろ、造船所の港をゆっくりと離れた。 昨年 4 月に進水した後、レーダーや通信システムなどの設備取り付け作業を続けてきた。 今年 4 月下旬以降は遼寧海事局が航行禁止を繰り返し通知し、出港に備えていた。

国防省などによると、国産空母は全長 315 メートル、幅は最大 75 メートル。排水量は約 5 万トンで、動力は原子力ではない通常型を採用した。 スキージャンプ方式の飛行甲板など基本設計は「遼寧」とほぼ同じだが、設計から部品調達、建造までを全て国内でまかなった。 中国メディアによると、遼寧に比べ、戦闘機の搭載能力などを向上させたという。 中国は 3 隻目となる空母も上海で建造している。 さらに、国有造船企業が原子力空母の開発計画を公表するなど、海軍力の増強を進めている。 空母を常に海洋展開させるためには 3 - 4 隻態勢が必要とされ、中国は 2030 年ごろまでに実現を目指す構えだ。 (北京 = 冨名腰隆)

- 朝日新聞 2018 年 5 月 13 日 -


「中国爆撃機離着陸はウッディー島」米専門誌断定、拠点は西安か

【ワシントン = 黒瀬悦成】 中国国防省が 18 日、「南部海域の島嶼(とうしょ)」で空軍の H6K 戦略爆撃機などが離着陸訓練を行ったと発表したことに関し、米軍事情報誌「ディフェンス・ニュース」は、訓練が行われたのは南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島のウッディー(永興)島であると断定した。 中国が同海域で爆撃機を離着陸させたのは初めてとみられる。

米国防総省報道官は産経新聞に対し、一連の報道を「承知している」とした上で、「中国が南シナ海の係争地域で軍事拠点化を進めることは、緊張を高め地域を不安定化させるだけだ」と非難した。 中国国防省は発表で、訓練が行われた具体的な場所を明らかにしなかったが、同誌は中国が発表した訓練のビデオに写っていた滑走路の方向や施設の形状などを分析し、ウッディー島であると割り出した。

また、訓練を行ったのは H6K の作戦行動半径(約 3,500 キロ)から判断して陝西省の省都・西安を拠点とする第 36 爆撃機師団の所属機とみられるとしている。 中国国防省は、爆撃機は「中国南部にある飛行場から出撃した」と主張していた。 H6K は、旧ソ連製の TU16 「バジャー」爆撃機を国産化した H6 の改良型で、主翼の下に対艦ミサイルや巡航ミサイルを搭載可能。 米国防総省は H6K によって中国の長距離攻撃能力が格段に向上しているとして警戒を強めている。

- 産経新聞 2018 年 5 月 20 日 -


中国爆撃機が沖縄本島と宮古島の間を飛行 空自戦闘機がスクランブル

防衛省統合幕僚監部は 25 日、中国軍の H6 爆撃機 2 機が沖縄本島と宮古島の間の公海上空を飛行したのを確認し、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)したと発表した。 中国機による領空侵犯はなかった。 防衛省によると、中国機は同日午前、バシー海峡方面から飛来し、沖縄本島と宮古島間を通過して東シナ海方向に飛行した。

- 産経新聞 2018 年 5 月 25 日 -


米艦 2 隻「航行の自由作戦」 = 西沙諸島の 12 カイリ内 - 南シナ海

【北京】 ロイター通信は 27 日、米海軍のミサイル駆逐艦「ヒギンズ」とミサイル巡洋艦「アンティータム」の 2 隻が同日、南シナ海・西沙(英語名パラセル)諸島で、中国が主権を主張する島の 12 カイリ(約 22 キロ)内を航行したと報じた。 中国による過剰な海洋権益主張を否定する「航行の自由作戦」の一環。 今回の作戦は、中国が飛行場を建設し軍事拠点化を進めているウッディー(中国名・永興)島や、トリトン(中国名・中建)、ツリー、リンカーンの各島周辺などで行われたという。 中国の国防省と外務省は 27 日談話を出し、2 隻が「中国西沙諸島の領海に入った」と確認。 「強烈な不満と断固とした反対(外務省)」を表明した。

- 時事通信 2018 年 5 月 28 日 -


中国、ウッディー島からミサイル撤去か

香港 : 南シナ海で領有権が争われているパラセル(西沙)諸島ウッディー島から、中国政府がミサイルシステムを撤去した可能性があることが 7 日までに分かった。 イスラエルの情報企業イメージサット・インターナショナル (ISI) の新たな分析で明らかになった。 中国は 5 月、スプラトリー(南沙)諸島やパラセル諸島に複数のミサイルシステムを配備。 これを受け米政府からは、中国による南シナ海の「軍事化」に関して強い批判が出ていた。

さらに米国は今週、「通常の訓練任務」の一環として、スプラトリー諸島上空に B52 爆撃機を飛行させている。 以前の衛星画像では、ウッディー島沿岸でミサイル発射機やレーダーシステムが偽装網に覆われている様子が映っていたが、今回こうした設備が消えた。 ISI の新たな分析からは、ミサイルシステムが撤去されたか、南シナ海の他の場所に配置換えになった可能性がうかがえる。 米国防当局者 2 人は CNN の取材に、中国がミサイルシステムを完全に撤去した可能性は非常に低いと指摘。 米国としてはむしろ、中国が建物内に設備を隠したのではないかと見ているという。

中国政府は 6 日、一帯を軍事化しているのは中国ではなく米国の側だと主張。 外務省の華春瑩報道官は「B52 のような攻撃兵器を南シナ海に派遣するとき、それは軍事化ではないのか」とした上で、「中国はいかなる航空機や艦船によってもひるまない。 主権や安全保障を確保するため、あらゆる必要な措置を講じるという我々の決意を固めるだけだ。」と述べた。

- CNN 2018 年 6 月 7 日 -

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中国のミサイル発射台、南シナ海の島に再び出現

イスラエルの情報企業イメージサット・インターナショナル (ISI) は 11 日、複数の国が領有権を争う南シナ海パラセル(西沙)諸島のウッディー島をとらえた衛星画像を公開し、中国が同島から撤去したと思われていたミサイル発射台が再び出現したと伝えた。 ISI は 6 月初旬、それまで多数の地対空ミサイル発射台が設置されていた場所に何もなくなっている画像を公開し、中国が発射台を撤去したらしいと分析していた。

この時点で軍事専門家は、発射台はメンテナンスのため一時的に撤去されただけではないかと指摘。 米ランド研究所のティモシー・ヒース氏は、「同島の塩分と湿気による腐食作用が原因で、ミサイルシステム紅旗 9 は、メンテナンスのため定期的に撤去して本国に送り返す必要がある」と話していた。 ISI が公開したウッディー島の衛星画像では、5 月 20 日の時点で写っていた海岸のミサイル発射台と思われる設備が、6 月 3 日の画像で姿を消し、8 日の画像では再び出現している。

南シナ海では米軍が活動を強化する一方、複数の国が領有権を争う島に中国が初めて爆撃機を着陸させるなど軍事拠点化を進める中で、緊張が高まっている。

- CNN 2018 年 6 月 12 日 -

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