*** 622 ***

... - 617 - 618 - 619 - 620 - 621 - 622 - 623 - 624 - 625 - 626 - 627 - ... - Back

中国、世界初の積載トン級の無人機飛行 軍事利用も視野

中国科学院は 27 日、世界で初めての積載量がトン級の貨物用無人機の飛行に成功したと発表した。 未舗装の場所でも離着陸ができ、山間部や島への貨物運送への活用を想定。 南シナ海での軍事利用も視野に入れる。 26 日、陝西省にある飛行場で、26 分間にわたって初飛行した。 予定された高度まで上昇した後、2 周旋回して着陸した。 無人機「AT200」は巡航速度は時速 313 キロで 8 時間飛行でき、6,098 キロまで上昇できる。 全長 11.84 メートル、幅 12.80 メートル、高さ 4.04 メートル。 最大積載は 10 立方メートルで、重さにして 1.5 トンまで積める。 積載能力は世界一という。

中国ではネット通販企業が小型無人機を配送に活用し始めている。 今回初飛行した無人機は比較的大型で、配送効率の向上に貢献しそうだ。 また、中国は軍民融合戦略を進めており、軍事での応用も想定している。 科学院は「とりわけ南シナ海の島や岩礁への軍事物資の補給に重要性を発揮する」としている。 (北京 = 福田直之)

- 朝日新聞 2017 年 10 月 27 日 -


中国が事実上の 3 原則提示 日米韓関係強化にくさび

【北京 = 藤本欣也】 中国の習近平政権は、先の中国共産党大会で打ち出した「大国外交」の第 1 弾として韓国との関係改善に動いた。 トランプ米大統領の日韓歴訪前に、関係緊密化を進める日米韓にくさびを打ち込む狙いがある。 中国外務省の華春瑩報道官は 31 日の記者会見で、韓国側が、(1) 米国のミサイル防衛システムに加入しない、(2) 日米韓の安全保障の協力は 3 カ国軍事同盟に発展しない、(3) 高高度防衛ミサイル (THAAD) を追加配備しない - と表明したことに留意していると語った。

これは、韓国の康京和外相が 10 月 30 日に韓国国会で言及したものだ。 中国側は、中韓関係改善のための事実上の 3 原則と捉えているとみられる。 31 日に発表された中国外務省の声明では、「中韓双方はあらゆる外交手段を通じて朝鮮半島の核問題の解決を推進する」と指摘した上で、「双方は戦略的な意思疎通と協力を一段と強化する」とも強調している。

これは、中国側が韓国に対し、日米の対北強硬路線とは一線を画し、外交的解決を最優先に掲げる中国やロシアとも協力するよう迫ったもので、韓国側も受け入れた形となっている。 習政権は今後、韓国が "3 原則" に反するような言動を取ったり、中国が朝鮮半島問題などで不利な局面に陥ったりした際に、THAAD を蒸し返す可能性がある。 対韓制裁の再開をちらつかせながら、韓国の文在寅政権を牽制し、意のままに操ろうという戦略だ。

- 産経新聞 2017 年 10 月 31 日 -


日米印が日本海で 6 日まで共同訓練、米空母レーガンも参加

[東京] 海上自衛隊は 7 日、米国、インドの海軍と日本海で共同訓練を実施したと発表した。 日米同盟にインドを加え、国際社会全体で北朝鮮に圧力を強めていることをアピールする狙いがあるとみられる。 訓練は米空母ロナルド・レーガンも参加し、11 月 3 日から 6 日まで行った。 村川豊・海上幕僚長は 7 日午後の会見で「(日米印の)相互理解と信頼関係の促進を図る上で意義のあること。 特定の国を念頭に置いた訓練ではない。」と述べた。 (久保信博)

- 朝日新聞 2017 年 11 月 7 日 -


「日本が道理のない警告を行った」 中国海警船の尖閣沖航行、中国メディアが反発

11 月 28 日、海外網は、「釣魚島(尖閣諸島の中国名)周辺をこの日巡航した中国海警船 4 隻に、日本が道理のない警告を行った」と報じた。 日本の報道によると、28 日朝、中国海警局の船 4 隻が尖閣諸島周辺の領海の外側にある接続水域を航行しているのが海上保安庁の巡視船によって確認された。 海外網は「日本の海上保安本部はいわゆる『領海』に近づかないよう中国海警船に道理のない警告を行い、監視を続けている」と主張。 その上で、「釣魚島とこれに付属する島しょは古くから中国の領土」という中国外交部報道官の過去の発言を伝えている。

- RecordChina 2017 年 11 月 28 日 -

北朝鮮名目の防空網強化、真の狙いは中国 経費は膨大に

政府が次々と発表する最新鋭の防衛装備の導入。その背景には、米国が描く新たな防空構想「統合防空ミサイル防衛 (IAMD)」がある。 切迫する北朝鮮の脅威への対処が名目だが、ミサイル開発を進化させる中国が念頭にある。 「脅威」を背景に構想実現に走る日本だが、費用や効果、法的問題など課題は多い。

小野寺五典防衛相は 8 日、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」に関し、予定していた来年度予算案から前倒しして今年度補正予算案に関連経費 20 億円超を盛り込み、米側との契約を急ぐ考えを記者団に示した。 19 日に導入を閣議決定する。 イージス・アショアは IAMD 構想を実現する一要素だ。 次期迎撃ミサイル SM6 を導入すれば、低空で複雑な動きをするため飛行経路を捕捉しにくい巡航ミサイルにも対応できる。 政府は来年度、SM6 を試験用として購入し、19 年度以降に正式導入する方針だ。 (相原亮、編集委員・佐藤武嗣)

- 朝日新聞 2017 年 12 月 17 日 -


米国の安保戦略、中国の軍近代化を巡り「大げさなうそ」 中国国防省

[北京] 中国国防省は、トランプ米政権初の国家安全保障戦略で中国が米国に挑戦しようとする競争相手と位置付けられたことについて、米国は中国の軍近代化を巡り「大げさなうそ」をついていると反発した。

同省の任国強報道官は 20 日遅くに公表した声明文で「(米国の戦略は)事実を顧みず、中国国防の現代化を巡って大げさなうそをついている」と指摘。 世界の平和に対する中国の貢献は誰の目にも明らかだと主張した。 トランプ米大統領は 18 日、就任後初めてとなる国家安全保障戦略を発表。 中国とロシアを米国の競争相手と位置付け、米国に挑戦し、安全や繁栄を脅かそうとしていると警戒感を示した。

- Reuters 2017 年 12 月 21 日 -


「空母」用戦闘機、導入検討 防衛省、「自衛目的」逸脱の恐れ

防衛省が将来的に海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦で運用することも視野に、短距離で離陸できる F35B 戦闘機の導入を本格的に検討していることが、政府関係者への取材で分かった。 既に導入を決めた空軍仕様の F35A 計 42 機の一部を B 型に変更する案、別に追加購入する案があり、来年後半に見直す「防衛計画の大綱」に盛り込むことも想定している。

護衛艦であっても F35B 戦闘機を搭載すれば軍事的には「空母」と位置付けられ自衛のための必要最小限度を超えるため攻撃型空母を保有することは許されない、としてきた政府見解との整合性が問題となる。 中国などアジア各国が強く反発することも予想される。 加速する中国の海洋進出への対処が目的で、当面は滑走路が短い南西諸島での運用を想定し、将来的にヘリ搭載型護衛艦を改修するか新造する。

F35B は空自が導入する A 型の派生型で、米海兵隊に配備。 空母よりも甲板が狭い上陸作戦用の強襲揚陸艦に搭載するため、短距離で離陸でき、オスプレイのように垂直着陸が可能。 レーダーに捕捉されにくい高度なステルス性を備える。 防衛省は F35B 導入で宮古、石垣、与那国島のほか、南・北大東島の各空港も空自戦闘機による警戒監視活動に使用でき、活動範囲が拡大するとしている。 実際にどの空港を使うかは地元と協議するとみられる。

さらに将来、ヘリ搭載型護衛艦「いずも」、「かが」などの艦首を、戦闘機が発艦しやすいスキージャンプ台のように改修、甲板を耐熱塗装する。 航空燃料タンクや弾薬庫を増設、整備、管制機能を改造するなどして F35B を搭載できる「軽空母」として運用する構想があるほか、強襲揚陸艦を新造する案もある。

F35 戦闘機> レーダーで捉えにくいステルス性に優れた最新鋭戦闘機で「第 5 世代機」と呼ばれる。 米ロッキード・マーチンが開発主体。 空軍用の A 型、海兵隊用の B 型(短距離離陸・垂直着陸型)、海軍用の C 型(原子力空母艦載型)がある。

航空母艦> 海上で航空基地の機能を果たす軍艦で略称は空母。 海上自衛隊は艦首から艦尾まで甲板が貫く「空母型」の護衛艦 4 隻を保有しており、最大の「いずも」、「かが」は全長 248 メートル、最大幅 38 メートル。 防衛省は「攻撃機搭載能力はなく、空母ではない」としている。

- 中日新聞 2017 年 12 月 25 日 -

... - 617 - 618 - 619 - 620 - 621 - 622 - 623 - 624 - 625 - 626 - 627 - ... - Back

inserted by FC2 system