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浴衣の染色作業が最盛期 伝統の「注染」、外国人も見学

夏を彩る色鮮やかな浴衣の生地の染色作業が、宇都宮市の染め物会社「中川染工場」で最盛期を迎えている。

前夜までに染め上げられた長さ約 12 メートルの木綿生地が裏庭に並ぶ。 1 時間ほど天日と風にあてて乾燥させ、色を際立たせている。 同工場では、裏地まで柄を染め出す昔ながらの「注染(ちゅうせん)」という技法を使い、浴衣のほか、手ぬぐいなどを仕上げる。

職人技を一目見ようという見学者も多く、最近ではフランスや米国などからの外国人観光客も増えているという。 梅雨の季節が近づいているが、専務の中川ふみさん (65) は「雨は大敵。 ここ数年はゲリラ豪雨が多いので、気温が高くなる日は特に気をつけています。」と話す。(遠藤啓生)

(朝日新聞 = 5-28-16)

華やか、涼しげ 浴衣生地ひらひら天日干し 宇都宮

夏に向けた浴衣の生地の染色作業が、宇都宮市の「中川染工場」でピークを迎えている。 色鮮やかに染められた全長 12 メートルほどの木綿の生地が敷地に並び、強い日差しの下、天日干しされていた。

同社では生地の両面に染色する昔ながらの「注染(ちゅうせん)」という技法を使っている。 作業は夏前まで続き、これからの時期は夏祭りで使うそろいの浴衣などの注文が増えるという。 (諫山卓弥)

(朝日新聞 = 5-28-15)

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