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着物プロジェクト 、五輪・パラに合わせ 196 カ国の振り袖

2020 年東京五輪・パラリンピックに合わせ世界 196 カ国の振り袖を制作する KIMONO (着物)プロジェクトの 100 着完成披露ファッションショーが 29 日、福岡県久留米市の久留米シティプラザであった。 久留米市の一般社団法人「イマジン・ワンワールド(高倉慶応代表理事)」主催。 九州各県の女子高校生らがモデルを務め、五輪の入場行進と同様、ギリシャを先頭にアルファベット順で登場した。 集まった市民や関係者はあでやかに彩られたステージに魅入られ、盛んに拍手を送っていた。

また、196 番目に作られる日本の着物は、振り袖を京友禅の老舗「千總(ちそう)」、帯を独創的なデザインで知られる「龍村美術織物」に依頼することが公表された。 久留米高生の長女が学校の授業でプロジェクトに関わった八女市の黒川典子さん (46) は「皆とても美しかった。 ぜひ全ての国を達成してほしい。 日本の着物も期待している。」と話した。【上田泰嗣】

(毎日新聞 = 4-30-18)

太平洋・島サミット夕食会で披露

世界 196 カ国、1 カ国ずつ着物で表現 五輪に向け制作

2020 年の東京五輪に向け、世界 196 カ国を表現した着物を制作する「KIMONO PROJECT (キモノプロジェクト)」に福岡県久留米市の呉服店主らが取り組んでいる。 この 4 年で輪は全国に拡大。 今月 100 カ国目が完成し、29 日に勢ぞろいする。 「着物で世界を一つに。」 残り 96 カ国。 関係者は弾みをつけたいと願う。

3 月中旬、福岡市内で和装のモデルのレッスンがあった。 福岡・佐賀両県の高校生や専門学校生ら約 40 人が練習用の浴衣を着て、歩き方、振り返り方など和装独特の動きを練習した。 「目線を 15 度上げて。 顔が明るく見えるから。」 「肩を開いて胸を張ったほうがきれいだよ。」 プロのモデルからアドバイスが飛んだ。

彼女らの本番は今月 29 日。久留米シティプラザで催されるファッションショーで、モデル 100 人が 100 着の着物を披露する。 世界 196 カ国を 1 カ国ずつ表現した着物を作り、東京五輪の公式行事を彩る - -。 14 年夏に始まった「KIMONO PROJECT」は、最初は夢物語のように思われたが、支援の輪が広がり、100 カ国に達することになった。

29 日のショーには、九州 7 県の高校生モデル 55 人も登場する。 マレーシアの着物を着る久留米高校 3 年の本田昌恵さんは「『日本とマレーシアの人を、この着物がつなぐんだ』という思いで臨みたい。」 (市川雄輝)

(朝日新聞 = 4-20-18)

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