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伊香保温泉石段街に浴衣女性 9 百人 昭和の写真を再現

伊香保温泉(群馬県渋川市)のシンボルとして知られる石段街で 30 日、大勢の女性が並んだ昭和初期の写真を再現するイベントがあり、浴衣や着物姿の女性約 900 人が旅館や土産物店が立ち並ぶ石段を埋め尽くした。

昭和の写真は前橋市の製糸工場の社員らが訪れた際に撮影され、伊香保温泉観光協会が PR ポスターに使っている。 同温泉観光大使の着物デザイナー冨田伸明さんが再現を企画した。

参加者の東京都江戸川区の会社員安部裕美さん (26) は「最近、浴衣を着る機会がなかったので記念になった」とうれしそう。 長女 (17) が参加した群馬県高崎市の会社員箕輪浩子さん (42) は「迫力があってすごかった。 温泉街の情緒もすてき。」と感動していた。

(共同通信 = 8-30-10)

伊香保・石段街埋める着物女性

昭和初期の写真、イベントで再現

伊香保温泉(渋川市)の石段街を、数百人の女子工員が埋め尽くす1枚の集合写真。 昭和初期に米国人写真家が撮影した作品を、着物姿の女性を集めて再現するイベントがこの夏、行われる。 写真は往時の活気が伝わるため、観光ポスターなどに使われており、主催する同温泉観光振興協議会は「1,000 人を目標に集め、新たなにぎわいを生み出したい」と意気込んでいる。

撮影したのは、世界各国を冒険し、日本にもたびたび訪れた写真家バートン・ホームズ(1870 - 1958 年)。 1927 年(昭和 2 年)頃、前橋市にあった繭工場「群馬社」が社員旅行した時の集合写真で、女子工員が石段にびっしり並び、両側に建つ古い旅館の窓からも顔をのぞかせている。 同温泉観光協会は、5 年ほど前からポスターに使用している。

イベントは「IKAHO Cultural Meeting 石段 1000」と題し、8 月 30 日午前 11 時 - 午後 1 時に実施。 浴衣や着物を着た女性を一般公募し、参加者に集合写真をプレゼントする。 既に県立女子大など県内の複数の大学や短大から、女子学生たちが参加を予定。 後日、会場で撮った写真を集めたコンテストも開かれる。

また、翌 31 日には「伊香保芸術コレクション」も開催。 海外でも活躍する着物スタイリスト・冨田伸明さんによる、旅館女将をモデルにした着付けショーや、一般参加者が思い出の着物を着て、エピソードとともに披露する「想い出一品コレクション」などが行われる。 冨田さんはイベントに向けて、「世界一大きな舞妓衣装」などの制作も計画している。

写真撮影と「想い出一品」は、ともに要予約で、前日に同温泉に宿泊できる人が対象。 問い合わせは同協議会事務局(0279・72・3201)へ。

(読売新聞 = 2-9-10)

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