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人間国宝作などギネス認定収集家の蔵品 お宝着物 3 千点超

人間国宝の手掛けた作品など 3 千点を超える着物のコレクションで、ギネス世界記録に認定された着物収集家樋口冨喜子さん (71) = 岐阜県揖斐川町 = が 17 - 19 日、蔵品 24 点を兵庫県西脇市西脇の呉服店みます屋で展示する。

大手通信会社を早期退職後、着物を再利用した小物づくりをしていた樋口さんだが、「着物を壊すのがもったいない」と、15 年前から収集を始めた。 「着物は "イキモノ"。 蔵で眠らせるのではなく、光や人の目に触れる方がいい。」と、各地で展示会を開く。

本展「きものお宝展」では、大正から昭和初期にかけての着物も紹介。 型や染め、刺しゅうなど約 20 人の職人の仕事を経た花嫁衣装は現代では作れないといい、「各工程で誰も失敗できない、真剣な仕事ぶりが迫り来る。」と話す。

型絵染の芹沢_介さん(1895 - 1984 年)や、草木染で著名人の愛好家も多い志村ふくみさん(1924 年 -)ら、人間国宝の着物も並ぶ。 入場無料。 午前 10 時 - 午後 7 時(19 日は 4 時まで)。 樋口さんのトークショーは 17、18 日の午前 11 時と午後 2 時から。 みます屋は、TEL 0795・23・3248。 (長嶺麻子)

(神戸新聞 = 3-17-18)

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