隠れたおしゃれ、男性着物(羽織)の裏地 京都で展示
京都市上京区大宮通一条上ルの「西陣くらしの美術館冨田屋」で、男性の羽織の裏地にあたる羽裏をテーマにした「秘蔵アンティーク男の着物展」が開かれている。 見えない部分に凝らした美麗なデザインの羽裏を施した着物約 30 点を展示している。
明治、大正、昭和にわたる男性の着物の中で、脱いだ時にしか見られない羽裏を表側に出して披露している。 織物を中心に京都らしい嵐山や近江の琵琶湖の風景、歌舞伎の「勧進帳」の場面、富岡鉄斎が描いた羽裏などさまざまな図柄があり、京都の隠れたおしゃれを感じ取れる。 19 日まで。 午前 9 時 - 午後5 時。 町家見学付きで要予約、有料。 冨田屋 075 (432) 6701。
粋な着物姿に注目! 『まんまこと〜麻之助裁定帳〜』
福士誠治主演の木曜時代劇『まんまこと〜麻之助裁定帳〜(NHK 総合テレビ 毎週木曜 20 時 - 20 時 43 分)』が 7 月 16 日からスタートする。 同作品は、「しゃばけ」シリーズで人気の畠中恵が、妖怪ファンタジーとは一線を画して挑戦する新シリーズで、江戸町名主の跡取り息子・麻之助が、幼馴染の色男・清十郎、賢物・吉五郎とともに、さまざまな謎やもめ事の解決に立ち向かう人情ミステリードラマ。
町奉行では裁けない町内の民事事件を裁定する町名主。 福士は、その跡取り息子である高橋麻之助を演じる。 麻之助は、隣町の町名主の跡取りで、色事にかんしては色男で凄腕の女ったらしの八木清十郎(桐山漣)、同心見習いで腕は立つが、石部金吉の相馬吉五郎(趙a和) は、幼なじみの親友同士。
麻之助は十六までは真面目で優秀な少年だったが、あるときを境に、お気楽な遊び人になってしまう。 普段はとんと頼りにならない麻之助だが、実はその推理力には並外れたものがあり、ひとたび揉め事が持ち込まれると、麻のように乱れて解きほぐしがたい事件を、思いもつかない方法で鮮やかに解決してしまう。 ストーリーは毎回読み切りだが、麻之助を中心とする切ない恋愛模様が縦線に組み込まれおり、その行方にも注目が集まりそうだ。