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複雑だ …、だが中国人が日本の着物を着たがるのは仕方がない = 中国メディア

訪日中国人旅行者で、日本で着物を着てみたいというのは特に女性に多いという。 着物自体が中国の昔の服を参考にしているため、中国人の興味をそそるようだ。

2017 年の訪日外国人数は 2,869 万人と過去最高を記録した。 そのうち最も多かったのは中国からの旅行客で、735 万人を占めた。 個人旅行者の増加とともに、中国人旅行客の日本での訪問先は多様化しているが、日本らしい経験をしたいと願う中国人は多いようだ。 中国メディアの快資訊は 9 日、観光地で着物を着て歩く中国人が多いと紹介する記事を掲載した。

記事は、日本で着物を着てみたいというのは特に女性に多いと紹介。 日本の伝統的な服装を着てみるのはロマンチックな体験であり、着物自体が中国の昔の服を参考にしているため、中国人の興味をそそるようだ。 今では、着物を日本に伝えた唐の時代の服は、中国ではすっかり廃れてしまっている。

こうした人気を受けて、京都などの人気エリアでは、外国人向けの着物レンタル店が多くあり、中国語など外国語での対応をしていて、手ごろな価格で着付けをしてくれることも、着物体験に拍車をかけているのだろう。 記事も指摘しているように、こうした観光地で着物を着ている人の多くが日本人ではなく外国人となっている。

しかしながら、記事はこれに疑問を呈している。 あまりに着物体験が流行っているため、観光地が着物を着た外国人でいっぱいであることに疑問を感じたようだ。 また、着物を知的でかわいいと称賛しながらも、日本人の民族衣装である着物を中国人が着るのはどうなのだろうと締めくくった。

歴史問題を考えると、複雑な気持ちになるのかもしれないが、着物を体験する女性たちに深い意味はないと言えるだろう。 今はインスタ映えすることが人気の時代だ。 旅行客を受け入れる側としても、古都で着物を着て日本ならではの体験を楽しんでもらい、海外に発信してもらえるのはうれしいことである。 (村山健二)

(SearChina = 6-11-18)

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