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「七五三」をスムーズに進める事前準備 9 パターン

おめでたいわが子の七五三。 「こんなはずじゃなかった …」と後悔しないよう、準備するにあたって気を付けたほうがいいポイントにはどんなものがあるでしょうか。 そこで今回は、20 代から 40 代の既婚女性 500 名に聞いたアンケートを参考に「『七五三』をスムーズに進める事前準備」をご紹介します。

  1. 子どもの衣裳を誰が用意するのか、半年前には決めておく - - 「レンタルでいいと思ってたのに、1 カ月前になって姑が『ちゃんと仕立てなさい』と言い出して大混乱 …(30 代女性)」というように、双方の親の関心を集めやすい「衣裳」については、早い時期から話し合っておくとよさそうです。 特に着物の仕立ては時間がかかるので、余裕を持って取りかかりましょう。

  2. 夫婦で予算を決めて、どこに力を注ぐのか検討する - - 「夫の地元では結婚式場を借りて大々的にお披露目すると言われ、お金も準備も大変だった!(40 代女性)」というように、夫婦の出身地域が異なり、対応に苦慮することもあるようです。 どのくらいの規模にするか、着物にどれだけお金をかけるかなど、事前にしっかりすり合わせておきましょう。

  3. 招待する範囲を明確にし、双方の両親に根回しする - - 「独身の小姑が当たり前のような顔でついてきた。 お祝いもくれたことがないのに …。(20 代女性)」というように、祈祷や食事会の席に「誰を招くか」も取り決めておいたほうがよさそうです。 自然の流れに任せず、まず自分たちはどうしたいかを考えて、両親に伝えたほうが進めやすいでしょう。

  4. 写真館の割引システムを前もってチェックする - - 「お宮参りの撮影をお願いした写真館から、早期撮影なら割引というハガキが届いた。 かなりお得でラッキーだった!(30 代女性)」というように、早期や平日割引を設定している写真館もあります。 お参り用の衣裳まで貸してもらえることもあるので、ママ友に聞いたり、ネットで情報を集めてみましょう。

  5. 夏に日焼けさせすぎないよう、子どものスキンケアに気を配る - - 「夏休みに思いきり海やプールで遊び、真っ黒になったわが娘。 せっかくの着物やメイクが似合わず残念だった。(30 代女性)」というように、日焼けは意外と盲点なので、あとで悔やむ人もいるようです。 気になるようなら、写真館での撮影だけは夏前に終わらせるなど、対策を講じましょう。

  6. 貸衣裳は早めに押さえる - - 「2 カ月前にレンタル店に行ったら、気に入った衣裳は全て予約済。 焦ってほかを回ったけど、同じ状況でした。(20 代女性)」というように、地域や店によっては、衣裳の争奪戦が繰り広げられることもあるようです。 衣裳を借りると決めたら、店に在庫を確認して、出遅れないように注意しましょう。

  7. 事前に「ドレスコード」を決めて参列者にお願いする - - 「当日に集まったとき、夫の両親は和装なのに、うちの親は洋装 …。 気まずい空気になったし、うちの親からあとで散々文句を言われた。(30 代女性)」というように、参列者の服装を「お任せ」にしていると、思わぬ溝が生まれる恐れもあります。 服装については、あらかじめ申し入れをしておきましょう。

  8. 当日の交通手段を確認する - - 「5 人乗りの車に『子どもは膝で大丈夫』と 7 人詰め込もうとした親たちに唖然(30 代女性)」というように、移動手段についても、よく考えておいたほうがいいでしょう。 準備でバタバタする当日、両親から「迎えに来て」と言われて戸惑わないように、段取りをまとめておくとよさそうです。

  9. 着物でも、履きなれた靴を持参する - - 「子どもが着物を苦しがり、草履で何度もつまずいて、不機嫌だったのは計算外(30 代女性)」というように、慣れていない格好は子どもにとって大きなストレスになるようです。 負担を減らすために、写真撮影とお参りを無理に一日に詰め込まず、別の日にわけてもいいでしょう。

七五三を両家でお祝いするとなると、さまざまな方面に気を配らなければなりません。 当日までの流れを頭に入れて、早めから準備に取りかかりましょう。(佐々木恵美)

(オトメスゴレン = 10-29-14)

悠仁さま 5 歳「着袴の儀」 男子皇族は 41 年ぶり

秋篠宮ご夫妻の長男悠仁(ひさひと)さま (5) の健やかな成長を願う儀式「着袴(ちゃっこ)の儀」と「深曽木(ふかそぎ)の儀」が 3 日、東京・元赤坂の赤坂東邸で行われた。 一般の七五三にあたる皇室の行事。

秋篠宮ご一家が見守る中、悠仁さまは着袴の儀に落滝津(おちたぎつ)の服で臨み、宮内庁職員らに白い袴(はかま)を着けてもらった。 深曽木の儀では童形服(どうぎょうふく)の正装で髪をすきそろえて切ってもらった後、扇や木の枝を両手に持って、高さ約 27 センチの碁盤から飛び降りた。

儀式を終え、ご一家で赤坂東邸玄関に現れた悠仁さまは「おめでとうございます」と記者団に声をかけられ、「ありがとうございます」とはにかんだ。 その後、皇居・宮中三殿で参拝し、御所で天皇、皇后両陛下にあいさつした。

着袴の儀は皇太子ご夫妻の長女愛子さま (9) も 2006 年 11 月に行ったが、深曽木の儀は主に男子皇族の儀式とされ、父親の秋篠宮さま (45) が 1970 年 10 月に行って以来 41 年ぶり。 今春に予定されていたが、東日本大震災で延期された。

(朝日新聞 = 11-3-11)

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