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中国、民主化への道? (103)

いわゆるみんしょ活動家、更には彼らを弁護する弁護士にまで不当な圧迫、中国は「国内問題」として海外からの批判の声に耳を貸すことはありませんが、海外から見た中国の評価はそこで判断されていることだけは、しっかりと認識して欲しいと願っています。

中国の民主活動家、台湾旅行中に身を隠す 保護を要求か

台湾に団体旅行で訪れていた中国の民主活動家の張向忠氏が、団体から抜け出し、身を隠していることが 15 日、分かった。 地元メディアの取材に対し、張氏は近く台湾当局に保護を求める意向を示している。 張氏は中国の民主化を求める「新公民運動」に参加している。 中国政府に 2013 年に拘束され、昨年釈放された。 今月 12 日に台湾に入り、翌日に団体から抜け出したという。

報道によると、張氏は、台湾の与党・民進党の元職員の李明哲氏が先月、訪問先の中国で拘束され、妻らが釈放を求めている活動に触発され、台湾側に保護を求めることを決めたと語っているという。 張氏が正式に台湾当局に保護を求めた場合、拘束された李氏の釈放を求める交渉と併せて、中台間の政治問題となる可能性がある。(台北 = 西本秀)

- 朝日新聞 2017 年 4 月 16 日 -


中国の人権派弁護士、2 審も有罪 詐欺罪、懲役 10 年

人権派著名人の弁護を手がけてきた北京の夏霖弁護士 (46) に対し、北京市高級人民法院(高裁に相当)は 21 日、詐欺罪で懲役 10 年、罰金 10 万元(約 160 万円)などとする判決を言い渡した。 一審判決の懲役 12 年、罰金 12 万元から減刑したものの、弁護側の無罪主張は採用されなかった。

夏氏は、民族怨恨(えんこん)扇動などの罪で有罪判決を受けた浦志強(プーチーチアン)弁護士や芸術家の艾未未(アイウェイウェイ)氏ら、体制に批判的な人の案件を担当。 香港の「雨傘運動」を支持して拘束された NGO 代表の弁護をしていた 2014 年に拘束された。 検察側は、夏氏の資金のやりとりについて、投資などの名目で 1 千万元(約 1 億 6 千万円)余りをだまし取り、とばくの返済に使ったと主張。 弁護側は「通常の金の貸し借りであり、これまでの弁護活動に対する報復だ」と訴えていた。 (北京 = 延与光貞)

- 朝日新聞 2017 年 4 月 22 日 -


中国警察、拷問告発の弁護士を連行か 香港 NPO 明かす

香港の NPO 「中国人権弁護士関注組」は 3 日、中国で逮捕された人権派弁護士が拷問や虐待を受けていたと告発した陳建剛弁護士が旅行先の南部・雲南省で、家族らと警察に連行されたと明らかにした。 容疑は示されなかったという。 陳氏は、2015 年夏に中国で人権派弁護士らが一斉に拘束された事件で、逮捕された弁護士から聞き取った内容をネット上に公開し、拷問や虐待の実態を明らかにした。 (広州 = 益満雄一郎)

- 朝日新聞 2017 年 5 月 3 日 -


中国で拘束の人権派弁護士、当局が先週 "秘密裁判"

一昨年の ' 月に中国で人権派弁護士や活動家が一斉に拘束された事件で、今も勾留が続いている 4 人のうち 1 人の裁判が、先週、秘密裏に行われていたことがわかりました。 冤罪事件などを扱う中国の著名な人権派弁護士・李和平さん。 一昨年の 7 月 9 日、中国各地でおよそ 300 人の人権派弁護士や活動家が一斉に拘束され、いまも勾留が続いている 4 人のうちの 1 人です。

「すごく驚きました。 なぜ、私は裁判のことを知らされなかったのでしょう? それで秘密裁判だったと気付いたんです。(李和平弁護士の妻 王峭嶺さん)」 裁判が行われたのは先月 28 日。 李和平弁護士は、中国の体制への不安を煽り立てたなどとして、『国家政権転覆』の罪で懲役 3 年・執行猶予 4 年の判決を言い渡されたということです。 天津第二中級法院の発表によると、裁判は一部の市民が傍聴する "公開裁判" の形で行われ、李和平氏は罪を認め、上訴しない意思を示したということです。

当局は、王さんに対し、子ども達を連れて拘置所に迎えに来れば、夫と一緒に帰れるといいますが、過去にそのまま軟禁されたケースもあり、行けないといいます。 「私が行ったら、家族全員が自由を失います。 夫には電話で『愛していない訳ではない。 あなたの本当の自由のために行けない。』と伝えました。(李和平弁護士の妻 王峭嶺さん)」

5 年に 1 度の中国共産党大会を今年の秋に控え、社会の安定を強調したい習近平指導部。すでに釈放されたり、裁判が終了した弁護士たちの多くは、引き続き自宅軟禁など厳しい監視下に置かれています。 「執行猶予になって、いつ本当に自由になれるかは分かりませんが、私は夫の本当の自由のためにこれからも訴え続けたいです。(李和平弁護士の妻 王峭嶺さん)」 人権派弁護士やその家族たちが受けている扱いは、中国の目指す "法治国家" が、いかに遠い道のりかを物語っています。

- TBS 2017 年 5 月 6 日 -


拷問告発弁護士、激やせで初公判「拷問なかった」 中国

2015 年夏に中国で人権派弁護士らが一斉に拘束された事件で、弁護人を通じて獄中での拷問を告発していた謝陽弁護士 (45) の初公判が 8 日、湖南省の長沙市中級人民法院(地裁に相当)であった。 謝氏は国家政権転覆扇動罪などを認め、拷問もなかったと証言したが、支援者らは「ありえない」と反発している。

当局側は法院の SNS サイトに写真や映像も付けて法廷のやりとりを載せ、透明性をアピールした一方、「道路工事」を理由に法院周辺を封鎖し、支援者らが近づけないようにした。 約 1 年 10 カ月ぶりに公の場に姿を見せた謝氏は拘束前よりやせ細っていた。 謝氏は意見陳述で「罪を悔いている。 人権派弁護士は海外メディアを使って国や党をおとしめるのはやめるべきだ」と述べた。 これに対し、支援者らは「いつか私が罪を認めたら、どのような形であれ、本当の意思ではない」と謝氏が以前書いた声明を公開した。 (北京 = 延与光貞)

- 朝日新聞 2017 年 5 月 8 日 -


中国、囲碁 AI の対局中継中止 グーグルと不仲が原因?

囲碁の人工知能 (AI) 「アルファ碁」が 25 日、世界最強棋士との対決で勝ち越した。 今回の柯九段とアルファ碁の対局は中国国内でも大きな注目を集めたが、直前に中国メディアの生中継が一斉に中止され、囲碁ファンの不満が広がっている。 中止理由は不明だが、長年続く中国政府とグーグルの微妙な関係が背景にありそうだ。

生中継は対局が決まった 4 月からテレビやネットのポータルサイトが予告。 国営放送局の中国中央テレビ (CCTV) も事前に生中継を宣伝していた。 ところが対局が迫るにつれて予告サイトが消えたり放送中止が決まったりし、23 日の初戦を生中継したのはグーグル傘下のユーチューブのみ。 ユーチューブは中国国内で閲覧が禁じられ、「仮想プライベートネットワーク (VPN)」を使わないと視聴できない。 対局が始まると、中国版ツイッター「微博」などでは、「全然見られない。 どうなってるの?」、「意味がわからない」と批判が相次いだ。

グーグルと中国政府は 2010 年に検索サービスの検閲を巡って衝突し、グーグルが検索事業から撤退。 現在も検索機能が利用できない状況は続く。 今回の対局を主催する浙江省体育局は、朝日新聞の取材に「生中継の中止理由は、我々にも分からない」とした。 (上海 = 冨名腰隆)

- 朝日新聞 2017 年 5 月 25 日 -


「中台の違いは民主と自由」 台湾・蔡総統が談話

台湾の蔡英文(ツァイインウェン)総統は 4 日、中国・北京で 1989 年 6 月 4 日に起きた天安門事件から 28 年になるのに合わせ、自身のフェイスブック上に談話を公表し、中国と台湾の「両岸の間にある最大の違いは民主と自由だ」と訴えた。

蔡氏は更に中国国内に民主化を期待する人々がいると指摘し、「北京当局は天安門事件に新たな意義を与えることができる。 その意味で、台湾は自らの民主化の経験を対岸と共有することを願う。 台湾の経験の力を借りれば、大陸は民主的改革の陣痛を短縮できる。」と呼びかけた。 今年 3 月、人権活動に取り組む台湾の与党・民進党の元職員、李明哲氏が訪問先の中国で拘束され、国家政権転覆容疑で逮捕された事件については、中国側に「文明的な処理」を求め、早期釈放を訴えた。 (台北 = 西本秀)

- 朝日新聞 2017 年 6 月 4 日 -


米の天安門事件批判に「内政干渉」と反論 中国外務省

4 日で 28 周年を迎えた天安門事件について、米国のティラーソン国務長官が中国政府の対応を批判したことに対し、中国外務省の華春瑩副報道局長は 5 日、「客観的事実を無視した根拠のない批判を毎年繰り返しており、内政干渉だ」と反論した。 国営新華社通信の英語版が伝えた。 華氏は「中国政府は 1980 年代末の政治的な動乱について明確な結論を出している。 米側には、偏見を捨てて誤りを修正し、実際の行動を通じて中米関係の安定的な発展を守るよう求める。」とも述べた。

ティラーソン氏は 4 日の声明で、事件を「平和的な抗議に対する暴力的な抑圧」と指摘し、「殺害されたり、行方不明になったりした人々について説明責任を果たすよう求める」などと中国政府に要求。 償いを求める犠牲者の家族への嫌がらせをやめることや、事件の記憶を風化させないように運動して収監された人々の釈放も求めていた。 (北京 = 延与光貞)

- 朝日新聞 2017 年 6 月 6 日 -

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